英BT、リオ・ティントから会長引き抜き 異例の不祥事企業間 – 日本経済新聞



 【ロンドン=黄田和宏】英通信最大手BTグループによる英豪資源大手リオ・ティントのジャン・デュプレシス会長を引き抜く人事が話題を呼んでいる。両社とも不祥事への対応を迫られており、問題の渦中での異例の移籍となるためだ。

 BTは9日、10月末で退任するマイク・レイク会長の後任にデュプレシス氏を起用する人事を発表した。英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコなどグローバル企業の会長を歴任してきた「経営のプロ」としての手腕が買われた。

 BTはイタリア部門での不正会計が明らかとなり、多額の損失を計上したばかり。デュプレシス氏は就任早々、信頼回復に取り組む必要がある。一方、リオもギニアの鉱山開発を巡る贈賄疑惑で捜査を受けており、問題解決前の移籍となる。



 異例の人事の背景には、経営の要である会長職の人材不足がある。英国では、最高経営責任者(CEO)経験者が同じ企業で会長に就くのは原則認められていない。グローバルな企業統治が重要性を増すなかで、新たな課題となりそうだ。


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