韓国の朴大統領が失職、罷免妥当と憲法裁判断-60日以内に選挙 – ブルームバーグ



韓国の憲法裁判所は10日、朴槿恵大統領の罷免が妥当との判断を全会一致で下した。国会は昨年12月、朴大統領の弾劾訴追案を可決。その可否を判断するため、憲法裁が審理を行っていた。

  憲法裁の決定で朴大統領は直ちに失職した。新しい大統領を選ぶ選挙は60日以内に行われ、世論調査では野党候補がリードしている。

  憲法裁判所の李貞美所長代行が決定を読み上げ、朴大統領が親しい友人である崔順実被告に機密文書を漏えいすることで「重大」な法律違反を犯したと指摘した。

  「大統領は憲法や法律に反する自らの行為で、法による支配や代表民主制を損なった」とし、「国民の信頼を裏切った」との判断を示した。

  今回の決定により、財界・政界指導者を対象とする汚職捜査を要求するため何百万人もの国民が抗議運動を行った激動の時期が終わりに近づく。検察当局はこれまでサムスン電子の事実上のトップである李在鎔副会長を含む約40人を起訴した。

  今回の決定で朴氏は訴追免除の大統領特権を失う。検察当局は、朴大統領がサムスンの李副会長を含む財界幹部に対し、政府による優遇の見返りに崔被告が支配した財団に多額の寄付を行うよう圧力をかけたとの疑惑を捜査している。李副会長の裁判は9日に始まった。同副会長は不正を否定している。

  次期大統領をめぐる最近の世論調査では、最大野党「共に民主党」の文在寅前代表を含む候補数人が上位を占めている。同党は今後1カ月で予備選を行い、大統領候補を指名する。与党の自由韓国党からはまだ有力な候補者が出ていない。



原題:South Korea President Ousted From Office in Unprecedented Ruling(抜粋)

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