ハルカスのひざ元で…損失1961億円 大阪市「倒産レベル」の重い代償 – 産経ニュース




 大阪市が昭和51年に都市計画決定した「阿倍野再開発事業」。着手から40年以上が経過し、来年度にようやく完了する。甘い事業見通しでこれまで4800億円以上がつぎこまれ、最終的な損失額は2千億円近くにのぼり、市民が納める税金である一般会計から充てられる予定だ。高さ日本一のビル「あべのハルカス」のひざ元にあたる地区の再開発で、何があったのか。改めて事業を検証する。(敬称略)

意義強調の橋下氏、首相に胸張るも…積年のツケあらわ

 「あの辺りは古い住宅が密集していたんですが、再開発によってこんなに街がきれいになったんですよ」 平成26年4月18日、全面開業から約1カ月が過ぎた大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」。地上300メートルの高さを誇るこのビルの展望台で、当時市長だった橋下徹は西の眼下に広がる阿倍野再開発地区を指さしながら、首相の安倍晋三に胸を張った。

 それから1年10カ月後の28年2月。就任後初の予算編成に取り組んだ大阪市長、吉村洋文は、居並ぶ市の幹部らに「民間なら倒産しているレベルですよ。どうしてこれだけの赤字になったのか」と問い詰めた。

 橋下を彷彿(ほうふつ)させる強い言葉で吉村が問題視したのは、巨額の赤字が見込まれる阿倍野再開発事業だ。



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