台湾系の中国食品大手、販売不振で大幅減益 – 日本経済新聞



 ■康師傅控股(台湾系の中国食品大手) 27日発表した2016年12月期業績は最終利益が前の期比31%減の1億7600万ドル(約193億円)だった。主力の即席麺、清涼飲料の両事業がいずれも低迷。原料高も利益を圧迫した。

 同社は即席麺市場で約4割のシェアを握る最大手で、清涼飲料でも糖分入りの茶飲料分野で市場の5割以上を抑えるなど大手の一角を占めている。同社の業績は中国食品市場の動向を反映する。

 売上高は同8%減の83億7100万ドルだった。事業別では即席麺は10%、清涼飲料は6%それぞれ減少した。両事業の合計売上高は全体の9割を占める。いずれも健康志向の高まりや景気低迷に伴うインフラ需要の減少で、即席麺の主要顧客である若者、労働者の需要がそれぞれ落ち込んだもようだ。

 業績回復に向け、中高価格帯の即席麺の開発・販売に力を入れる。飲料事業については「下半期以降は回復基調にある」としたが、本格的な事業立て直しにはなお時間がかかるとみられる。

 また、従来はドル換算で業績を発表していたが、17年12月期は人民元に切り替える。同社は「株主に正確な業績を知ってもらうため」としている。



 同社にはサンヨー食品が、傘下の飲料子会社にはアサヒグループホールディングスがそれぞれ出資するなど日本企業との関係が深い。(香港=原島大介)


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