船井電機新社長「AV事業で再建」 今期3期ぶり黒字予想 – 日本経済新聞



 船井電機は15日、2018年3月期の連結最終損益が2億円の黒字(前期は67億円の赤字)になる見通しだと発表した。主力のテレビ事業を強化して国内外で合わせて前期比約2割増の450万台以上を販売。合理化策も進めて3期ぶりの黒字転換を目指す。売上高は前期比20%増の1600億円を見込む。

 今期は米ウォルマート・ストアーズ向けの商品を増やすほか、国内では6月上旬からヤマダ電機に自社ブランドのテレビを供給する。記者会見した船越秀明新社長は「テレビなどのAV(音響・映像)事業を強化して、強い船井電機を復活させる」と強調した。

 直近5年間で最終損益が黒字だったのは15年3月期の1回。「まずは赤字のプリンター事業を止血する」と話し、新規事業として育成してきた同事業は縮小に方針転換する。新製品の絞り込みや米国の研究開発拠点の運営の見直しについても言及した。米国のテレビ販売子会社の機能統合など合理化策を進める。

 同社の社長交代は直近3年半で4回目となる。社長交代のたびに経営方針が変わる印象もぬぐいきれない。「方針を維持していけるのか」という質問には「取締役会で全員で議論した結果だ」と実現の可能性を強調した。



 プリンター事業をはじめとした新規事業で業績回復を模索した前田哲宏前社長は就任1年足らずで退任となった。前田氏は「結果を出さないと駄目でしょう」と乾いた笑いを浮かべて会場を後にした。


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