3メガ銀、カードローンに自主上限 過剰融資批判受け – 日本経済新聞



 三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガ銀行がカードローンの融資額を利用者の年収の2分の1や3分の1までとする自主ルールを導入したことが19日、わかった。返済能力を十分に確認しない過剰な融資が多重債務問題を再燃させかねないとの社会的な批判に対応。融資額そのものにタガをはめて、過剰融資を防ぐ。

みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の看板(都内)

みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の看板(都内)

 銀行カードローンは無担保で使い道が自由な融資。消費者金融など貸金業者には合計で利用者の年収の3分の1までしか貸せない総量規制がかかっている。ただ銀行は同規制の対象外で、融資を急速に伸ばしてきた。全国銀行協会が19日に初めて公表したカードローンの残高によると加盟116行の8月末の残高は前月比0.4%増の4兆3715億円だった。

 金融庁によると今年3月末の消費者金融による融資残高は2兆7千億円で、銀行カードローンは消費者金融の1.5倍の規模に膨らんでいる。このため過剰融資との批判が国会でも取り上げられ、社会的に注目を集めていた。

 このため3メガ銀行は、カードローンの融資の上限額を他社からの借り入れを含めて利用者の年収の2分の1や3分の1までとする自主的な“総量規制”を導入。貸し過ぎを未然に防ぐ。秋田銀行七十七銀行百五銀行など地方銀行で同様の動きが広がっている。



 同じ無担保ローンなのに銀行には総量規制がかかっていないことを問題視する向きもある。まず自主的に過剰融資の是正に向けて取り組む姿勢を打ち出す狙いもある。


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