米、NAFTA再交渉で新目標 カナダ農業市場開放迫る – 日本経済新聞



 【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は17日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で妥結の条件となる目標を見直したと発表した。カナダに農業品の市場開放を求めるほか、企業の投資や知的財産の保護で厳しい条件を加えた。今回示した目標を達成できなければ脱退も辞さない構えだ。17日に始まった第5回会合も引き続き厳しい交渉になりそうだ。

 米通商代表部(USTR)は7月、再交渉が始まる前に22項目から成る目標を公表した。その後開いた4回の会合で米国が出した要求を踏まえて見直し、今回発表した。

 具体的には、カナダが乳製品や鶏肉加工品、卵製品にかけている関税を撤廃するよう求め、米国からの輸出増をめざす。補助金の支給や価格操作など、米国の輸出を阻むような不公正な政策もやめるよう要請する。

 企業の投資については、受け入れ国が技術を渡すよう強制したり技術の現地化を求めたりするのを禁じる。知的財産では、特許や著作権で米国の基準並みに厳しく保護するよう要求する。

 関税をかけない条件として域内での部材の調達比率を定めた「原産地規則」では、「特に」米国の生産品を使う規則にするよう迫った。



 USTRのライトハイザー代表は声明で「これらの目標を達成できればNAFTAを近代化させ、再びバランスが取れた協定にする」と述べ、要求が通らない場合は脱退する可能性を示唆した。


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