中国、フィンテック融資淘汰の波 急成長市場で企業リスク潰し – SankeiBiz



 中国政府はフィンテック活用で急成長する融資市場の規制を強化し、そうした融資を手掛ける企業にリスクが生じれば、片っ端から潰す方式で取り締まりを強めている。1210億ドル(約13兆6500億円)規模に達した同市場は、アリババグループ系の金融会社アント・ファイナンシャルや陸金所など一握りの企業が牛耳ることになりそうだ。

 中国当局は昨年12月、インターネット小口融資業者を対象に利息上限を設けたほか、違法な業者を閉鎖する方針を示した。豪金融大手マッコーリー・グループは規制強化によって同国で何千社に上るフィンテック融資会社の多くが淘汰(とうた)され、宜人貸や趣店を含む上位10社が市場の半分余りを占めるようになると予想している。

 生き残った企業には、今後数年にわたって大きな利益を得るチャンスがある。マッコーリーによれば、中国のフィンテック企業による与信は2022年までに7倍余りに増えて6兆2000億元(約107兆8000億円)に達する見通し。市場の約半分は、少額で短期だが高い利息を課すことの多い小口融資だという。



 RHBセキュリティーズ香港の孫明アナリストは「借り入れを望む人たちが残ったプレーヤーに目を向けるため、平安保険(集団)系の陸金所やアントが恩恵を受ける」と予想。マッコーリーのアナリスト、デクスター・シュー氏(台北在勤)は既に中国では上位10位までのフィンテック企業による融資が全体の36%を占める。トップ10以外は一掃される可能性がある」と述べた。アントは「規制の影響についてコメントできない」と回答した。(ブルームバーグ Alfred Liu、Jun Luo)


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