【カタルーニャ住民投票】「独立すればEU脱退を迫られ、経済は立ちゆか … – 産経ニュース



 カタルーニャ自治州の住民投票では90%が独立に賛成したが、実際に独立を支持する住民は全体の半分程度だ。独立反対派は声をあげにくい状況があり、多くは投票に行かなかった。

 同州では1978年の憲法で自治権が認められ、地域言語で教育が行われている。若者にとってスペイン語は「学ぶ言葉」になった。テレビやゲームソフトで接するが、仕事で使えるレベルに達していないことも多い。政治やメディアは独立派が主導権を握る。スペインに征服された被害者の歴史が強調され、中央政府への反発を強めてきた。

 中央政府にも問題がある。地方自治が進んでいるのに改革が遅れ、中央集権の思考から脱皮できていない。同州の自治剥奪に動けば、スペイン民主化以来、40年間かけて築かれた地方自治制度は大きく揺らぐ。



 欧州連合(EU)で分離運動がさかんなのは、イタリア北部、ベルギーのフランドル地域など国内産業を支える富裕地域が多く、カタルーニャ州もその一つ。「貧困地域のためにわれわれの税金を使いたくない」という地域エゴでもある。だが、実際に独立すれば、EU脱退を迫られ、経済は立ちゆかなくなるだろう。(聞き手 三井美奈)


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