東芝元社長の西田厚聡氏が死去 WH買収など手がける

 東芝の社長、会長や、経団連副会長を歴任した西田厚聡(にしだ・あつとし)氏が8日午後1時53分、急性心筋梗塞のため、東京都内の病院で死去したことが9日、分かった。73歳だった。

 通夜と告別式は遺族の意向で近親者のみで行う。

 三重県出身。昭和45年に東大院法学政治学研究科修了後、イランの現地法人を経て昭和50年に東京芝浦電気(現東芝)に入社した。平成17年に社長に就任し、米原子力発電大手のウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の買収などを手がけた。

 21年には会長に退くが、後任社長の佐々木則夫氏とたびたび対立した。

 リーマン・ショック以降は業績悪化を隠すため、東芝は不適切な会計処理を行い、27年に不正会計問題が発覚して、西田氏を含む歴代3社長の引責辞任に発展した。

 胆管がんの手術を受けて療養中に取材を受けたというノンフィクションが11月に発刊されたばかりだった。

「裁判員制度」の名付け親、松尾浩也氏が死去

 「裁判員制度」の名付け親となった元法務省特別顧問で、東大名誉教授の松尾浩也(まつお・こうや)氏が1日午後9時ごろ、胆管がんのため死去した。89歳。熊本県出身。葬儀・告別式は近親者で執り行い、後日、しのぶ会を開く。

 刑事訴訟法の第一人者。裁判の国民参加について検討していた司法制度改革審議会の2001年の会合で意見を聞かれ、「裁判員」という言葉を初めて使った。

 法制審議会会長のほか01年から15年間、法務省特別顧問を務めた。10年に文化功労者。