ネットの反差別運動の歴史とその実態【前編】 – BIGLOBEニュース


 現在、ネット上で起こっている反差別運動の実態はどうなっているのか。これまでのネットを中心とした反差別運動の歴史をひもときつつ、「レイシストしばき隊」ら“反差別界隈”の動きと現状について、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏がレポートする(前編・文中一部敬称略)。

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 2017年6月2日、奇妙なキーワードがヤフーリアルタイム検索のトレンドワード1位を獲得した。それは「奇妙な果実」である。これは、アメリカのソウル歌手・ビリー・ホリデイによる曲のタイトルだ(原題=Strange Fruit)。「奇妙な果実」とは、アメリカの差別主義者の白人によって木に吊るされて死んだ黒人のことを意味する。漫画『美味しんぼ』3巻でも登場したことで、知った人も多いだろう。ジャズバーでソウル・シンガー「サディ・フェイガン」が同曲を歌うが、客席の山岡士郎と栗田ゆう子はこうやり取りをする。

〈栗田:これは…何と言う歌なの?

山岡:「奇妙な果実」、白人に私刑(リンチ)を受けて、木に吊された黒人の死体のことだ………。白人に虐げられててきた黒人の悲しみが哀切極まりなく胸を打つ……〉

 今回の「奇妙な果実」のトレンド1位入りが一体なぜ起こったのかといえば、ツイッターユーザー・BuddyLeeが、ハッシュタグ「#安倍を吊るせ」に乗っかる形で「奇妙な果実にしちまおう」と書き込んだことにある。「安倍を吊るせ」のハッシュタグを使い始めたのは野間易通という有名な活動家であり、反原発の活動を経て「レイシストをしばき隊」(現C.R.A.C.)の中心メンバーとなった人物だ。しばき隊は東京・新大久保のコリアンタウンなどで「朝鮮人をガス室に送れ!」「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」のように、排外的なデモをしていた在特会(在日特権を許さない市民の会)を中心としたネトウヨに対する「カウンター」として2013年2月9日に登場した。

 排外デモ参加者は、しばき隊が登場するまで「お散歩」と称し、デモ終了後に集団で街を練り歩き、韓国人や中国人が経営する商店で「看板が道に出てるだろ!」といった形で一見良識ある市民を装い恫喝を繰り返していたが、しばき隊はそれを阻止することを目的とした。その後、デモの際はしばき隊の分派も含め多数のカウンターが自発的に続々と参加し、人種差別主義者への抗議の声を各者各様の形であげた。その活動は当時リベラル系のメディアからは称賛され、「差別と対峙する立派な人」という扱いを受けていた。事実、彼らの当時の功績は大きなものがあるだろう。

 彼らは現在「野間界隈」や「しばき界隈」「反差別界隈」といった言われ方もされるが、野間という親分のツイッター上の号令、ないしはその時々のお仲間さんが醸し出す空気のもと、「レイシスト」「差別主義者」を糾弾し、反安倍政権を主張する声が一斉に広がっていくのが特徴である。もちろん野間とは関係のない者が多数だろうが、論調として野間的な意見が反差別界隈では共感される傾向にある。元々は反差別を掲げていたが、最近は「反安倍政権」も主張の軸となっている。主たる情報発信のツールはツイッターである。今回BuddyLeeもその号令に従った形だ。最近でも野間は「東京メトロの駅員を罵倒しろ」「書店で大声で騒げ」といった扇動をし、一斉にそのシンパたちが従ってきた。前者は北朝鮮がミサイル実験をした際に東京メトロが運転を見合わせたことに対して抗議せよ、ということである。後者は『韓国人に生まれなくて良かった』(元・駐韓国特命大使・武藤正敏著)という書籍発売にあたり、この本を平積みしているような店では大声で書店員を怒鳴っていい、という主張だ。つまり、「“ヘイト本”を売るような書店員は罵倒しろ」という扇動だ。

 前者は分かりにくいかもしれない。「なんで地下鉄の駅員と差別が関係あるの?」と思うことだろう。基本的に日本の左翼活動家は韓国・北朝鮮・中国に好意的で日本を叩く傾向にある。北朝鮮によるミサイル実験は「正当な実験」「危険ではない実験」であり、それにいちいちビビって地下鉄を止めてるんじゃねぇ! 政権及びマスコミの「北は怖いぞキャンペーン」にいちいち乗っかって東京メトロは北朝鮮の恐怖を煽るんじゃねぇ! てめぇら、官邸のことを「忖度」しやがったな、この野郎! よし、こうなったら東京メトロの駅員を罵倒するぞ! という何が何やら分からぬロジックの扇動をしたのである。とにかく「反安倍政権」「親韓中北」になるのであれば、何でも利用し、進軍ラッパを吹いてシンパたちを動かしていくのだ。あとは得意の「指先検索」により、次の糾弾相手を探していく。

 今回野間が「#安倍を吊るせ」に至った前段として、「前川さんにしろ詩織さんにしろ、ガツンと前に出てちゃんとレジストするやつがいるんだよ。全力でバックアップだよ。」というツイートがある。これを意訳すると「反安倍政権のために闘う前川喜平・文科省前事務次官と、安倍ベッタリジャーナリスト・山口敬之にレイプされたと顔出しで告発した詩織さんを(政権打倒のために)全力で応援しよう」ということになる。

 それに続くのが「#安倍を吊るせ」のツイートになるのだ。このツイートは他の文章は一切なく、ただ「#安倍を吊るせ」のハッシュタグだけが投稿された。これに呼応する形で、シンパたちが「#安倍を吊るせ」のハッシュタグを使い始め、BuddyLeeが一線を越える形で「奇妙な果実にしちまおう」=「安倍首相をリンチし、首にロープかけて木に吊るして絞首刑にしてしまおう」という扇動をしたのだ。

 普段から反レイシズムを標榜し、ネトウヨを含めた人種差別主義者を糾弾してきた「しばき界隈」がまさかの黒人差別を批判する曲名を出して安倍晋三首相の殺害扇動とも取れるツイートをしたことにより、完全に化けの皮が剥げた。その後BuddyLeeは押し寄せる批判に対して正当性を強弁し、罵倒を続けていたが、さすがに「奇妙な果実にしちまえ」はヤバ過ぎると理解したのだろう。謝罪をしたうえで、謹慎をすると宣言した(すぐに復活)。その謝罪文は以下のものである。

〈このシビアな時期においてした軽率なツイートをいくつか消去致しました。このツイートで不利益を与えてしまった皆様方にお詫びいたします。また、6時間ほど見知らぬホシュの方からのご意見を拝見致しましたが、どれも貴重なもので啓発されました。なおフォローリクエストを多数頂いておりますが、謹慎中のためご期待に添えず申し訳ありません。〉

 ここで「不利益を与えてしまった皆様方にお詫びいたします」とあるが、これは前川氏、詩織氏という安倍政権にダメージを与える可能性がある「神輿」がせっかく登場し、攻撃のチャンスだったのに自陣営が逆に叩かれる状況を作って謝罪していると解釈できる。本来謝罪すべき相手は安倍首相であり、黒人、そして故・ビリー・ホリデイ及び曲の関係者に対してであるにもかかわらずだ。その後、BuddyLeeはツイッターの運営によりIDを凍結された。

◆「反差別界隈」は反差別でもなんでもない

 反差別界隈は、アイドルグループ・欅坂46がナチスの制服に似たコスチュームを着用した際、米のユダヤ関連団体であるサイモン・ウィーゼンタール・センターに通報。さらには「反差別統一戦線東京委員会」というツイッターID(後にこのIDについては詳細を記す)が、外国人記者及びメディア、各種人権団体等600以上の個人・組織に次々とツイッターでメンションを送り、国際問題化を試みた。2016年11月1日、欅坂46の総合プロデューサー・秋元康は、これに対して以下のように謝罪している。

〈ニュースで知りました。ありえない衣装でした。事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています。再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います〉

 そして「反差別統一戦線東京委員会」は、「この件は秋本康が五輪組織委員会理事であることも含め、IOCを巻き込んで大炎上させる必要があります」(原文ママ)とツイート。「反差別統一戦線東京委員会」は、アパホテルが南京大虐殺はなかった、とする書籍を部屋に置いていたことがアメリカ人観光客の動画投稿により拡散した際も「アパとレイシストの件、ヨーロッパの記者180名に通知完了。米向けは21:00頃に再開します」とやっていた。日本国内の差別案件に敏感で、得意の英語とフランス語を駆使して海外に拡散させることに長けた人物なのである。

 となれば、今回の件も「反差別統一戦線東京委員会」は黒人団体に通報すべき案件だろうが、結局は「お仲間」なので通報はしない。彼らが重視するのは「何を言うか」よりも「誰が言うか」なのだ。野間もBuddyLeeも「反安倍政権」という立場で一応は考え方が似ているだけに味方認定をし、こうした差別発言、人権侵害扇動があってもだんまりを決め込む。明確な二重基準を持っているのだ。なお、この件で野間はBuddyLeeを切るようなツイートをし、BuddyLeeは慌てて取り繕うようなツイートをして「謹慎」を解いた。

 と考えれば、野間も含めた「反差別界隈」は反差別でもなんでもない。彼らは単に反安倍政権派であり、糾弾マニアであり、「反差別」は糾弾をする正当性を与える印籠でしかなかった、ということだ。すでに化けの皮はここ数年剥がれてきてはいたものの、一応「ヘイト認定」「レイシスト認定」を食らった側は彼らの認定の前には「グヌヌヌヌ」と臍を噛むしかなかったので、今ここで彼らの実態を淡々と紹介しよう。

 何しろ、ヘイト認定・レイシスト認定をくらうと一斉に反差別界隈から罵詈雑言が寄せられるのである。これを経験した人は案外多いだろう。かくいう私も彼らからはレイシスト認定をくらっている。結局彼らは気に食わない人間をレイシストだと認定し、気に食わない発言や行動をヘイト認定するだけなのだ。そうした実例については本稿で紹介していく。

◆「しばき隊」「反差別界隈」「彼ら」

 前置きが長くなったが、本稿では、「しばき隊」を含めた反差別のネットでの動きを振り返ってみる。膨大なエピソードがあるので、一部ヲチャー(ウォッチャー)にとっては物足りないものになるかもしれないが、初心者向けということで書いてみる。恐らく、右派以外の職業的モノカキや知識人は彼らを正面切っては批判してこなかっただろう。なにせ、批判するとネトウヨ/レイシストのレッテルを貼られてしまうのだから。また「反差別」を標榜している人間を非難すると自分が差別主義者だと思われてしまうため、批判はし辛かったことだろう。いや、もしかしたら単に批判した後の一斉攻撃がウザかったからおかしな行動を彼らがし続けていることは分かっていたものの、スルーしていたのかもしれない。

 また、日本のジャーナリズム界隈では、サヨクの方が高く評価される傾向がある。保守派や右翼は「戦前の日本に戻したいのか」といった言われ方をし、叩きの対象になりがちだ。そして「●●のネトウヨ化が止まらない」と書かれるのだ。津田塾大学の萱野稔人教授は『サンデーモーニング』(TBS系)にもコメンテーターとして出演するほどのリベラル扱いをされていたが、アメリカでトランプ政権が誕生した後に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)における発言で「ネトウヨ化」レッテルを貼られた。萱野はメキシコとの国境に住んでいるアメリカ人の白人が銃を持っている件について不法入国移民がいる以上仕方ないといった趣旨の発言をした。また、日本のメディアがトランプ支持者を低収入の低学歴扱いしたことにも苦言を呈したり、共謀罪に対して議論は尽くしたと意見したところ「萱野のネトウヨ化が止まらない」的な言われ方をした。

 現在の日本のネットの一部では、「右か左か」「差別主義者か否か」といった二元論でのレッテル貼り、無駄な争いが横行している。これは本当になんの生産性もないし、結局は両派が互いを罵倒しあうだけの結果になってしまい、まったく意味がない。対話もできない状況が続いており、もはやネットなんて見ない方がいいのでは、と思うレベルである。その中心がツイッターであり、かつて愚行を自ら晒す若者が相次ぎ「バカ発見器」と呼ばれたツイッターはすっかり「ケンカ発生器」と呼べる代物になっている。

 本稿の主役は「しばき隊」である。ただし、全面的にそう呼ぶことはやめておく。時々出るかもしれないが、微妙な使い分けをする。「しばき隊」を使うこともあれば、「反差別界隈」を使うこともあれば、「彼ら」という言い方もする。これは彼らの発言をウォッチしてきた結果としての使い分けであり、言葉がこんがらがるかもしれないが、この3つの言葉を使う場合は同じ対象について述べていると考えていただきたい。

 理由は「しばき隊」という言葉を使うと妙に彼らの気分を害するからである。「しばき隊なんていない」「カウンターは個々人が勝手に集まっただけだ」「しばき隊は解散し、今はC.R.A.C.だ」といった反論をされるが、「しばき隊的な人々」という広義の意味で「しばき隊」は使われているのである。いちいち「人種差別のカウンター活動を始め、その成功体験が忘れられずとにかく何があろうとも『反差別』の錦の御旗の元『レイシスト』『ヘイト』認定をして糾弾の対象を見つけ、一斉に罵倒する集団」と書くのは長過ぎるし、この長文を略して「JCSNHRHNKIBS」と書いてもまったくワケが分からない。だから「しばき隊」と書くのが便宜上伝わりやすいのである。ただ、本稿では彼らが呼び名にこだわっている以上「反差別界隈」も含めた呼び方の使い分けを行う。

 この“「しばき隊」なんかいないロジック”は奇妙なほど彼らが当初対峙していたネトウヨと合致する。ネトウヨも「ネトウヨなんていない! 我々は路上に出ている!」と言うし、「在特会」と言えば「在特会だけじゃない。『行動する保守』だ。単に愛国者が集まっているだけだ」と言う。或いは「今日のデモ主催は在特会ではない。〇〇会である!」ともなる。「外に出ているんだったら『ソトウヨ』かよ?」といったツッコミも存在するわけで、何やらラベルを貼られるのを嫌がる点では共通しているにもかかわらず、互いに「パヨク」「しばき隊」「ネトウヨ」とラベルを貼り合っているのだ。「パヨク」については後述する。

◆韓国に対する空気の変化

 さて、今回の「奇妙な果実騒動」は私がこうして反差別界隈のここ何年間かの歴史を振り返るきっかけになったわけだが、元々私はネトウヨによる排外・嫌韓デモは問題視していた。もちろん今もそうである。何しろ、ネット上ではすべての不幸の元凶が韓国にある、といった言説が2000年代中盤以降蔓延していたのである。現在「嫌韓」を経て「呆韓」「忘韓」になったといった言われ方もするが2000年頃まで一般の人にとって韓国はそれほど気になる国ではなかったのではなかろうか。当時10代〜30代ぐらいの多くの人間にとってはこの程度の認識だったかもしれない。

〈同じ黄色人種で、ソウルオリンピックを成功させたアジアの立場が近い国。キムチとか辛いものが好きで、よくデモをやっている国。統一教会の合同結婚式は意味が分からないけど、大韓航空機撃墜事件は気の毒でした。チョー・ヨンピル、ケイ・ウンスクの歌は聴いたことあるよ〉

 ところが、明らかに韓国に対する扱いが変わるのを感じた騒動があった。2002年、日韓サッカーワールドカップである。元々日本の単独開催が有力視されていた。と思ったらいつの間にか「コリアジャパン」ということになっていた。一体なんじゃ、こりゃ? と思いつつも「まぁ、そうなったからには一緒に成功させるか」といった空気に日本人はなっていったのである。ところが大会が開始すると空気が変わった。私が「こりゃ、韓国おかしいぞ」と思ったのが決勝トーナメント1回戦の日本VSトルコ戦だ。

 当時のテレビは大会の盛り上がりを伝えるべく、韓国国内のスポーツバーやパブリックビューイングの様子も紹介していたのだが、日本が負けたところで韓国代表の赤いユニフォームを着た韓国人が大喜びをしたのである。それ以前の試合でも日本がゴールしたところで韓国人がブーイングするなどのシーンは見られたが、トルコ戦では「日本が負けてここまで喜ぶか?」といった気持ちは抱いた。

 韓国は決勝トーナメント1回戦のイタリア戦、準々決勝のスペイン戦でダーティプレイを連発し、さらには不可解な誤審やイタリアのエース・トッティへの意味不明レッドカードなどもあり、FIFAが選ぶ「ワールドカップの10大誤審」にこの2試合から2つずつ入ったのだった。これは今でも韓国サッカーの汚点になっており、2ちゃんねるでも事あるごとに蒸し返されるイシューとなっている。

 私は世界中の人々とともにワールドカップ観戦をしたいと考えてタイ・バンコクへ滞在していたのだが、世界のバックパッカーが集うカオサンロードでは、イタリア人とスペイン人が激怒しまくる姿を見たものだ。あとはすでに敗退していたイギリス人やアメリカ人もイタリア人・スペイン人を慰めていた。

 そして準決勝のドイツ戦、カオサンロードの近くにある安宿街の韓国料理店で韓国のサポーターとともに試合を観戦した。試合が始まる前、韓国人と喋ったのだが「日本はもう負けちゃって残念だね。我々の代表は優勝するから!」などと言われた。喜ぶ彼らを前にしているだけに、「韓国の勝利を願い、一緒に応援しよう!」と私も答えた。だが、内心はドイツに圧勝してもらい、この高慢ちきなお調子者どもがシュンとなる姿を見たかった。そう、共同開催のパートナーである日本が負けた時のあの喜びっぷりを逆にオレがやってやるか、とさえ思ったのである。ただ、その場で日本人は私と日本人の友人2人の計3人だけ。他の客はほぼ全員韓国人なので、無用な挑発行為はやめた。試合中は、ドイツのチャンスには黙り、韓国のチャンスにはガッツポーズをする、というプレイをした。結果はドイツの勝利。その時の韓国人の落ち込みようはすさまじく、さすがにビールを付き合ったのだった。

 決勝はブラジルとドイツになったが、あろうことか、韓国人はブラジルを応援するのはまだしも、ドイツのFW・クローゼやGK・カーンの遺影を丁寧にも作り、「負けて下さい」とのパフォーマンスをしたのだ。なぜそこまで恨むんだ! 一つ印象的だったのが、ブラジルとドイツが決勝にコマを進めた翌日のバンコクの英字新聞の記事にこうあったことだ。

〈ドイツとブラジルありがとう! ようやく最終的にはワールドカップがまともなワールドカップに戻ったよ!〉

 イタリア、フランス、イングランド、スペイン、アルゼンチンといった強豪国が早々と姿を消す大会で決勝が「トルコVS韓国」だったら悪夢であるといった論調の記事である。疑惑の判定が続いた韓国はさておきトルコはとんだとばっちりを受けた感はあるが、この記事の論旨には納得した。

◆サッカーに関する日韓の諍い

 この時、日本のネットでは「嫌韓」の動きが出始めてきた。準決勝まで韓国代表が進んだにもかかわらず、日本は決勝トーナメント1回戦で敗退したことをバカにするような韓国人の意見も紹介されたからである。

 サッカーに関する日韓の諍いについては、2011年1月のアジアカップ準決勝の日韓戦の時に発生。ゴールを決めたキ・ソンヨンが、頬をかく「猿マネパフォーマンス」をし、日本を侮辱した。キは「観客席の旭日旗を見て涙が出た」といった理由を揚げ、日本への対抗意識を示したのは旭日旗のせいである、という説明をした。しかし、これは単なる差別主義者との批判から逃れるための咄嗟に作り上げた言い訳だろう。

 また、東日本大震災の後に行われたACL(アジアチャンピオンズリーグ)のセレッソ大阪対全北戦で、全北のサポーターが「日本の大地震をお祝います。」と書かれた垂れ幕を掲げ、セレッソ側の抗議で前半途中に取り下げられたこともある。旭日旗についてはキ・ソンヨンの件以降問題視されるようになり、2013年7月にソウルで行われた東アジア大会の日韓戦で日本のサポーターの男性が旭日旗を掲げ、没収された。男性は韓国のサポーターが伊藤博文殺害で知られる安重根の横断幕を掲げたことへの「仕返し」として旭日旗を掲げたとNEWSポストセブンの取材に対して明かしている。他にも2017年5月にACL・川崎フロンターレ対水原戦で川崎サポーターが旭日旗を掲げ、AFC(アジア・サッカー連盟)主催の1試合の無観客試合と罰金1万5000ドルが言い渡された。

 2014年3月のJリーグ浦和レッズ対サガン鳥栖戦では、観客席への入り口に「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられた。「日本人しか入ってはいけない(外国人お断り)とも解釈できるだけに問題視され、浦和は次のホームでの試合である清水エスパルス戦でJリーグ史上初の無観客試合実施という処分を受けた。なお、この横断幕の意図は、開幕前に浦和へ移籍してきた元韓国籍の李忠成に向けたもの、という分析もある。

 2017年5月には浦和レッズと済州がACLで試合をしたが、1点差でリードする浦和が試合終了直前にコーナーポスト近くでボールを回し、時間稼ぎをしていたことから小競り合いが発生。そこになぜか韓国の控え選手、ペク・ドンギュがピッチ内に乱入し、阿部勇樹にエルボーを食らわせた。浦和の勝利となった試合終了後、牧野智章が大喜びしていたらそれが韓国にとっては「挑発行為」に見えたと主張しており、牧野が韓国の選手やスタッフから追いかけられる事態にもなった。

 話はサッカーから外れる。日本では2004年の『冬のソナタ』を始めとした韓流ドラマや、東方神起を始めとしたK-POPスターが大ブレイクをする時期の少し前でもある。その頃、新大久保のコリアンタウンには次々と韓流グッズショップやサムギョプサルの店ができ、韓流ブームはメディアも巻き込み、女性を中心に盛り上がっていった。そんな状況を冷ややかに見ていたのが、2ちゃんねるを中心としたネットの掲示板の男たちである。当時のマスメディアには「韓国の男性はロマンチック」「韓国の男性は身長が高くて素敵」といった論調が多く(韓流好き女性のコメントで構成される番組が多かった)、日本の男が見下された感があったため「なんかむかつく」といった状況があり、嫌韓はくすぶり始めてきた。2ちゃんねるでは公然と「チョン」という言葉が使われ「ホロン部」(検索してください)などの言葉も使われていた。

 そして2005年には漫画『マンガ 嫌韓流』(2005年)が大ヒットをし、嫌韓や韓国・在日への差別への土壌は固まってきた。2006年、韓国から「オーマイニュース」という市民記者サイトがやってきて、親韓系の記事が多数書かれるようになり、コメント欄では嫌韓派の荒らしコメントが目立った。オーマイニュースの「市民記者」の中には左翼活動家もおり、親韓・親中の記事も数多く掲載されていた。2ちゃんねるでは韓国を揶揄する書き込みが続々とされ、語尾に「ニダ」をつけてバカにする者も多数いた。

◆在特会の結成とフジテレビデモ

 2006年12月に在特会(在日特権を許さない市民の会)が結成され、「様々な特権を甘受する在日を許さない」といった論旨の主張を行うようになる。そこから先は「朝鮮学校襲撃」(2009年)、「カルデロン一家追放抗議」(2009年)、「尖閣諸島抗議デモ」(2010年)、「水平社博物館前差別街宣事件」(2011年)、「(反日活動をする韓国女優をCM起用した)ロート製薬襲撃」(2012年)などに繋がり、そして2013年2月の街頭における「在特会VSしばき隊を含めたカウンター」に繋がるのだ。

 在特会及び「行動する保守」、そしてネトウヨの活動は竹島と従軍慰安婦を巡る日韓外交関連のニュースが増えれば増えるほど活発化する。つまり、「韓国が反日的である」という証拠を得れば得るほど嫌韓度合いが高まり、ネットで差別的なことを書く頻度が高まり、街頭での抗議活動が活発になっていくのだ。彼らがデモをする根拠であり正当性だと捉える「在日特権」の多くはデマである。「司法試験の一次試験免除」「水道代無料」「マスコミに在日枠がある」など様々だが、ネット上に転がった真偽不明の情報を繋ぎ合わせて一つの「在日は優遇されている。一方日本人は虐げられている」というストーリーを作り上げる。「嫌韓」において決定的な出来事は私は2011年以降2つあると考えている。一つが2011年の「フジテレビデモ」、そして2012年の「李明博竹島上陸&天皇への謝罪要求」である。

 フジテレビデモは「フジテレビは韓国系のコンテンツを流し過ぎる」という俳優・高岡蒼甫(当時)によるツイートが発端である。結果的に高岡は所属事務所に解雇されるのだが、この時「愛国の義士・高岡を見殺しにしていいのか!」とばかりに5000人もの人がフジテレビを取り囲み、フジテレビが韓国コンテンツを流さないよう要求し、電波使用の免許取り消しを訴えたのだ。李明博の件は大統領任期切れ直前の人気取りパフォーマンスであり、なんとか退任後に自らの身を安全にしようという個人的な利益のための行動だったといえよう。この2つの件が現在の「反差別界隈」とのつながりにおいて重要なのは、一般人が明確に韓国に対する嫌悪感を示したことにある。こうした背景の中、排外デモの参加者数も増加し、開催頻度も高まり、全国各地で行われるようになっていく。

 これ以前は、嫌韓については「頭のおかしいネトウヨがなんか騒いでるな」といった扱いだったのだが、この2つの件において「韓国はいい加減にしてくれ……」という感情をノンポリも抱くようになったのだ。或いはネトウヨに転向する者も増えたのだ。私もフジテレビデモは取材に行った。コラムでは自分の主観で「愚者の行進」とバッサリ切り捨てるとともに、ニュース記事としても執筆し、彼らの主張の珍妙さを紹介。多くのポータルに配信し、多数のPV(アクセス数)を獲得した。

 当時はサムスンやヒュンダイが絶好調で、日本の電機メーカーや一部自動車メーカーは不調だった。しかも民主党政権下だっただけに、日本が韓国・中国に乗っ取られることを心配した者も多かったのである。これが妄想にまみれた、いわゆる「ネトウヨ脳」というものであるが、この恐怖が2ちゃんねるやツイッターでは蔓延していた。だからこそ、路上での韓国に対する罵倒はすさまじいものがあった。

 毎週末のようにデモは行われ、在特会会長・桜井誠をはじめ、おなじみのメンバーが韓国・在日への罵倒のシュプレヒコールをする。「チョンコーチョンコーチョンコチョンコチョンコー」と麻原彰晃の「尊師マーチ」に登場する「ショーコーショーコーショコショコショーコー」にかけた替え歌で在日を罵る者もいた。2013年2月、大阪・鶴橋では中学生の少女が「いつまでも調子にのっとったら、南京大虐殺やなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!」とまで言い放ち、周囲の大人から拍手喝采を受けた。この時のデモの酷さについては、ツイッターのまとめサイトtogetterの〈【第2部】中学生の「鶴橋大虐殺」宣言に喝采を送る自称愛国日本人の絶望ヘイト街宣(2・24)〉に詳しくまとめられている。本当にどうしようもないほど酷い(https://togetter.com/li/461654)。

 とにかく2012年夏から2013年春にかけ、嫌韓デモは酷かった。従業員2名の零細企業経営者である私は休日がないため、土日もPCを立ち上げて仕事をしていたのだが、毎週のようにニコ生のデモ中継をBGMとし、日々のニュース編集作業のさ中、デモ参加者の罵詈雑言をメモっては批判の材料としていた。幸いなことに私はこうした状況をニュースとして世の中に出せるだけの回路は持っていたため、「大阪の嫌韓デモで女子中学生が『鶴橋大虐殺を実行しますよ』発言」といった記事は出していた。こうした記事を出すと、当然、ネトウヨと思われる人々からの抗議は寄せられていた。

◆かくして「しばき隊」は結成された

 野間は2013年1月30日に「レイシストをしばき隊 隊員募集」をtumblrで呼びかける。「新大久保で一般市民や近隣店舗に嫌がらせしたり暴行を働くネット右翼の邪魔をします」とし、2月9日、10日、17日の「しばき隊」活動参加者を募った。私も野間のこの呼びかけには賛同し、一瞬行こうかとは思っていたものの、仕事のことを考えるとデモ開始時刻には間に合わないことは明白だった。その代わり、こちらは記事に出す、という形で反差別の活動はしようと考えていた。野間の呼び掛け文はこう続いた。

〈さて、しばき隊の行動では、これらのデモ自体は放置します。彼らの場合、デモの前後に近隣の店(特に外国人経営店舗)や通行人に暴言を吐いたりいやがらせをしたり、ときには暴行を働く場合があります。「しばき隊」の目的は、彼らが狭い商店街でそうした行動に出た場合にいちはやく止めに入ることです。

 しばき隊という名前ですが、しばきたいだけです。実際にはあくまで非暴力でお願いします。したがって武器等の携行もご遠慮ください。カウンター・デモでも抗議行動でもありません。プラカード等は持ち込まないでください。もちろんプラカードその他を使って沿道から反対の意志表示をしたい人はご自由にどうぞ。しかし「しばき隊」としては、今回はそうした抗議アクションを目的としません。抗議終了後、しばき隊に合流してください。

 ご希望の方は以下までメールをいただければ、集合場所・時間等の詳細をお伝えします。〉

 かくしてしばき隊は結成された。そして、2月9日が彼らの初活動日となった。同時期にプラカードを持った人々も登場し、握手する二つの手のイラストがあり、日本語と韓国語で「仲良くしようぜ」とあった。これはあくまでも融和を持ちかけるもので、罵倒を続ける差別主義者に対し「まぁまぁ」となだめるような平和的な提案である。

 野間の考えとしては、差別主義者を黙らせるには乱暴な言動も必要である、というものがある。しばき隊にはガタイがよくコワモテの高橋直輝(添田充啓=後に沖縄の米軍基地建設反対運動に参加)とその他が「男組」として参加し、差別主義者の恫喝に大いに役立った。動画を見ると、男組を含めたしばき隊に囲まれ、差別主義者が本気でビビってる様は見て取れる。ネトウヨはこれを見て「1対8でダセェww」などと言うが、恫喝するのが目的なのだからやり方としては理にかなっているのだろう。こんな感じでしばき隊が恫喝・恐怖部分(実際は手を出さぬよう指示)を担い、プラカ隊が「仲良くしようぜ」の他にも「在日外国人と特別仲良くなって世界各国のめっちゃ美味しいモノを食べまくり隊」などのプラカードを掲げた。これを主導したのが現在エストニア在住の木野寿紀である。また、3月31日の新大久保における嫌韓デモでは、街頭ビジョンで「排外主義に対するメッセージ」が流された。メッセージは宇城輝人、竹田圭吾、中川敬、江川紹子、有田芳生、津田大介、五野井郁夫、小田嶋隆、宇都宮健児の9人によるもので、人種差別への批判を淡々と各人が述べていた。

 基本的に排外デモ参加者は、ネットの中及び警察に守られたデモのお仲間の内にいる時だけ血気盛んである。デモが終わった瞬間、いそいそと日章旗や旭日旗をカバンにしまいこみ、各々がバラバラとなって最寄り駅へ急ぐ。そこにしばき隊が尾行でもし、ド詰めをしたらさっきまでの威勢の良さはなんだったんだ? と思うほどである。それは、ジャーナリストの安田浩一が著名ネトウヨの「ヨーゲン」の自宅を突き止めた時の状況が分かりやすい。現代ビジネスの〈ネットでヘイトスピーチを垂れ流し続ける中年ネトウヨ「ヨーゲン」(57歳)の哀しすぎる正体〉という記事がそれだ。

 安田はあまりにも酷い差別発言をツイッターで繰り返すヨーゲンが、なぜそんな発言をするのか知るべく、ツイッターでやり取りをしていた。そうした中、ヨーゲンは2013年12月、「じゃ、俺と豪遊しにいこうか、全部驕ってくれる?たまには日本人にたかられるのもいいだろよ…」と安田にメッセージを送った。ここで「日本人にたかられる」とあるが、ヨーゲンは安田を在日韓国人扱いしていたのである。そして、安田は取材を重ねた末にヨーゲンの自宅住所を突き止め、2014年1月にヨーゲンの家を本当に訪れたのだ。インタホンを押したところ「帰れ!帰れ!」と言われたという。取りつくしまもないため、ツイッターでDMを送ったところ、30分後ならばいいと言われた。その時の様子を安田はツイッターでこう説明している。この時は連続ツイートをしており、数字はツイートの「●番目」を指す。「Yさん」がヨーゲンのことである。

〈【5】約束通り、30分後にYさんの自宅を再訪しました。しかし、私を待っていたのはYさんではなく、1台のパトカーと数人の警察官だったのです。〉

〈【6】私はYさんの家の前で状況を見ていたわけですが、そのとき、ドアが開いて、警察官に守られたYさんがちらりと顔をのぞかせました。なんと、Yさんは部屋の中でサングラスをかけていました。おそらく私に素顔を見られることが嫌だったのでしょう。〉

 結局、ネトウヨ活動というものは安全な場所でしかできない愚行であり、いざ「敵」を目の前にするとこうして狼狽するものである。そういった意味でしばき隊を含めたカウンター勢が取った戦略は「街中でヘイトスピーチを撒き散らかす」という行為を委縮させる効果はあったといえよう。それまで在特会の活動や排外デモについて積極的に報じることが少なかった大手メディアも、カウンター出現以降、デモを批判的論調で報じるようになる。彼らは2011年、2012年のもっとも差別デモが活発だった頃は「在特会の宣伝になる」といった理由から報道を控えていた。いや、違うのである。多分「どーせバカが騒いでるだけだろう」のように問題を矮小化していたのだろう。本来はさっさとこんな日本の恥のような活動は報じ、叩いて良かったのだ。

 前出の「鶴橋大虐殺」のtogetterのまとめには、その後カウンター勢力の重要人物になる者も登場している。鹿砦社がカウンターの内情を明かした書『反差別と暴力の正体』で重要プレーヤーたる「声かけリスト作成者」(詳細は同書参照)として登場するツイッターID「ITOKEN」は鶴橋の街宣の際に、こうツイートしている。

〈いまニコ生で見てるんですけど、連中のデモっていつもこんな感じなんですか?〉

 排外デモをツイッターで実況することで知られる「三羽の雀」はこう答えた。

〈最近とくに酷いです。とくにこの清水は酷い〉

 ここでいう「清水」は、右翼団体構成員を名乗り、前出「チョンコーチョンコー…」をマイクでがなり立てた男だ。この頃は未成年だった。三羽の雀による当時のツイッターの書き起こしによると、清水は「美しい美しい日本人をここまで怒らせてしまったのは貴方達ゴキブリ朝鮮人、在日チョンコなんですよ。〜四足歩行で歩け。二足歩行で歩くな」「在日朝鮮人の人、手ぇ挙げて。息をするな。日本人の酸素吸うな。窃盗やないか。酸素が減るから死んでください」と述べていた。

 ITOKENのこの感想を見ると、後に「反差別活動」にハマることになる彼にしてもまだネトウヨによる排外デモのすさまじさは把握していなかったようだ。かくして排外デモが過激さを増すにつれ、カウンターは支持を集め、これ以降のデモではデモ参加者よりもカウンターの方が人数で圧倒することが多くなっていく。

 そして2013年3月14日、参議院会館にて「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」が行われた。この時は民主党(当時)の有田芳生議員、徳永エリ議員らが出席したほか、安田浩一、弁護士の上瀧浩子らも現状報告を行った。そして在特会による朝鮮学校の抗議活動の動画も長時間を割いて流し、ヘイトスピーチの酷さを参加者と共有した。さらにはかつてネトウヨだったという男性が、懺悔の念をスピーチするといった流れにもなった。安田は彼の顔出しスピーチを「勇気ある行動」と評した。

 この集会で私は有田と名刺交換をした。すでに私のことは知っているようで、その段階でツイッターでは相互フォロー関係になっていた。つまり、私自身は明確にヘイトスピーチには反対の立場を取っており、有田との間には同じ問題意識が共有されているということになる。この日、現場には野間もいた。一応「どうも、はじめまして」と会釈をしたら無表情で軽く頭を野間は動かした。この集会の模様はメディアにも登場し、ヘイトスピーチの実態を知らしめるには良い会合になったのではないだろうか。

 こうした状況を経て、朝日新聞、TBS、東京新聞、神奈川新聞等のリベラル系メディアの支持も受け、カウンターは称賛を浴びるようになる。野間はメディアの取材を受けるようになり、『「在日特権」の虚構』などの書を執筆し、正義の活動家としての注目を浴びた。ようやく「反差別」運動が日の目を浴びるようになるとともに、排外デモ・ネトウヨの愚が多くの人に知られるようになっていった。デモ参加者も減少の一途を辿る。途中、双方で逮捕者を出すなどはしていたが、2013年夏になると、カウンター勢力の優勢は明らかだった。

◆攻撃性を帯び始めてくるカウンター

 2013年9月22日、「差別撤廃 東京大行進 The March on Tokyo for Freedom」が行われた。これは、マーチン・ルーサー・キング牧師が行った米国の差別撤廃を訴える「ワシントン大行進」へのリスペクトを込めたデモである。差別撤廃の他にも、LGBT関連のシュプレヒコールもあげた。「東京大行進」は2014年、2015年にも行われている。

 まさに、初の「東京大行進」の前、カウンター側は高揚していた。ひょんな縁から夏の暑い夜、私は新宿の居酒屋に呼ばれた。そこには、松沢呉一、「プラカ隊」の木野、男組の高橋をはじめとしたカウンター勢力が集っていた。彼らは反差別の活動が実を結び、「東京大行進」にも繋がったことを喜んでいた。当然私も「ヘイト撲滅のための良い活動でした。これからも応援します」といったことを言ったと思う。この頃、カウンターは「大義名分」「正義」があっただろう。

 なぜ、私がこの場に呼ばれたかといえば、呼ばれたからだ。この飲み会の参加者に一人知り合いがいて、その人物から深夜12時頃突然電話が来て、タクシーに乗って新宿まで行ったのだ。「アンタに会いたい人がいるし、他の人も『来なよ』と言ってるよ」とのことだ。そこで次々とカウンターの人々と挨拶をし、和やかに会話をした。現在、私のことを罵倒する木野や手塚空(後に自転車でデモ隊に突っ込み暴行容疑で現行犯逮捕される当時東大生)とも和やかに喋った。そんな中、私を呼ぶ男がいた。『日本会議の研究』がベストセラーになり、森友学園問題で一躍名を馳せたノイホイこと菅野完である。

「なぁ、アンタと喋りたいことがあるんや」

 そう菅野は言った。この後は20分〜30分ほど菅野の演説をひたすら聞き、私は「はい」「なるほど」を言うだけだった。彼は差別に関しては造詣が深いのは分かったが、とにかくマウンティングを取ってくるヤツだな、としか思わなかった。さっさと別の人間と喋りたかったが、彼の演説が終わらないのでなかなか席を離れることができなかった。

 東京大行進は3000人が参加したとされ「大成功」の評もあった。カウンター活動に参加した経験を持つA氏は「あそこでやめておけば良かったのに……」と語った。というのも、2013年2月から9月は、ネトウヨを完膚なきまでに叩きのめした7ヶ月だったからだ。実際、ネトウヨの間にはしばき隊への恐怖感もあり、参加者も減少しており、当初の「ネトウヨによる在日に対する攻撃」を「ネトウヨVS日本人カウンター」という構図にする、という野間の目論見は達成されていたのである。この段階において、野間の戦略は見事としか言いようがない。在日にとってもカウンターとして多くの日本人が参加したことについては心強かったことだろう。

 だが、こうした成功体験もあることからカウンターは攻撃性を帯び始めてくる。当初穏健派だとみられていた木野だが、9月になるとこうツイートしていた。

〈先日言ったように反レイシズム活動には今後時間を裂けなくなってしまうんだけど、ひとつやりたいことがある。「保守速報」みたいな差別煽って金儲けしているサイトを、全部ぶっ潰したい〉

 それ以後の彼の発言は野間のコピーのような過激なものも目立つようになり、「圧力でレイシストを黙らせる」という手法が末端にも定着したことをうかがわせる。東京大行進について、野間は「東京大行進沿道:ビックカメラ前の歩道橋からデモを撮影しようとしてしばき隊にしばかれているネトウヨの方。」とツイートし、3人のしばき隊員が1人のネトウヨを囲んでいる写真を公開している。

 ネトウヨはしばき隊のことが気になって仕方がなく、反差別的言説を垂れ流すと「しばかれる」といった恐怖を抱き、次のデモには参加しないゾ! という決断をするに相当する「ビビる画像」である。だが、この段階ですでにこの画像に対し、異議の声もあがっている。

「撮影しようとしただけで?『仲良くしようぜ』はどこ行った?」「たった一人を三人がかりで、顔近すぎ。社会的相当性を超えた単なる威迫に見える」というツッコミは入っており、しばき隊の過激な「ド詰め」に対する疑問も存在した。ただ、当時のマスコミの風潮としては、カウンター及びしばき隊は「正義の志士」扱いである。

 在日朝鮮人2.5世だというフリーライターの李信恵は、木野が言及したネトウヨ系2ちゃんねるまとめサイト「保守速報」及び桜井誠に対し、名誉棄損の裁判を起こした。Wikipediaにそこはまとめられているので引用する。

〈2014年8月18日、民族差別的な発言で名誉を傷つけられたなどとして、在日特権を許さない市民の会(在特会)桜井誠元会長および在特会に550万円、保守速報の運営者に2200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。李の訴えによれば、桜井誠は神戸市での街宣活動および短文投稿サイトにて、民族・性別・年齢を侮辱する発言・書き込みを行い、保守速報も民族性を侮辱する書き込みをまとめ記事に掲載した、という。550万円の提訴を受けた桜井誠は「(李信恵による)ネット上でのでたらめな記事について反訴を予定している」とコメントした。2016年9月27日、大阪地裁は「社会通念上許される限度を超える侮辱行為」「在日朝鮮人に対する差別を助長、増幅させる意図が明らか」として、在特会と桜井に対し計77万円の賠償命令を出し、桜井側から起こされた反訴を全て棄却した。〉

 当時、李に対するネトウヨからの罵倒はあまりにも激しかった。彼女も毅然と反論するものの、一人の女性が受ける罵倒としては異常なものだった。在日で真っ向からネトウヨに反論する人間など滅多にいないだけに、李は総攻撃をくらうこととなる。彼女に関しては安田と李の対談でこんな記述がある。(『世界』2014年11月 岩波書店)。これは前述「鶴橋大虐殺」スピーチについて言及したものだ。安田は、デモ隊から顔と名前が知られている李に対する個人攻撃がないかを心配していたという。

〈その日のデモも低劣きわまりないものでしたが、李さんへの個人攻撃はないまま終わり、私はそれでほっとしたんです。そこで私は「よかったね」と、李さんについ言ってしまった。李さんは表情を歪めて、泣いて、「死ね、ゴキブリって私はずっと言われていたやんか、あれは私に向けられた言葉やないの?」と。そう言われて初めて気がついた。それまで私は、ヘイトスピーチを「言葉の暴力」と考えていましたが、そんな生易しいものではなかった。暴力そのものだと初めて実感したのです。それに気づかせてくれた李さんに心から感謝しています〉

 彼女は当時、カウンターにとっては守るべき象徴的存在になっていた。カウンターは東京・大阪両派が主流で他の地域で排外デモがある際にも動員はかけられていたが、運動全体を象徴する存在として李がいた。彼女はチマ・チョゴリを着用して外国特派員協会にて記者会見を行いヘイトスピーチの現状を述べたり、ツイッターでも積極的に情報発信をしていた。彼女が何かを発信するとカウンターはそれに賛同の声をあげ、一方で2ちゃんねるではそのツイートを元としたスレッドが立ちあがり彼女への壮絶なるバッシングが繰り広げられていた。

 2ちゃんねるではいつしか「差別の当たり屋」という異名がつけられていた。これが意味するところは、彼らが言うところでは「本来差別ではないものについても言いがかりのごとく『差別だ』と主張し被害者ぶる」ことを意味する。しかし、差別というものは当人が感じれば差別なわけであり、李に対するこの異名は不当なものといえよう。「声の大きい在日」「主張する在日」という存在に対し、「差別の当たり屋」という名前をつけたのだと私は考えている。李や辛淑玉という「目立つ在日」「虐げられたと主張する在日」に対して当の在日からも「彼女達はやり過ぎ。私達まで同類だと思われてしまう。正直迷惑だ」との声もある。ただ、彼女のツイッターに対してはあまりにも激し過ぎる罵倒が連日寄せられており、厳然と差別は存在していたのだ。李の保守速報及び桜井誠への裁判にはカンパも集まり、支援の輪が広がっていた。結果は前出の通り、李の勝訴である。

 一方、2014年11月をもって桜井誠は在特会の会長職を退き、筆頭副会長の八木康洋に会長職を渡し、自らは在特会からは去った。風を読むことに長けた桜井なだけに、これ以上在特会としてヘイトスピーチを撒き散らかし続けるよりは個人的な活動をした方が得策かと考えたのかもしれない。桜井は2016年7月の都知事選に「日本第一党」党首として出馬し、5位となる11万票以上を獲得した。(後編に続く)


アパホテル、新しい「右翼書籍」を客室に設置―中国メディア – Record China

史実を否定する「右翼書籍」を客室内に置いたとして、日本のチェーンホテルアパグループが、中国人や韓国人の強烈な批判の的となり、同グループの行動を抑制しようという動きが起こった。だが、同グループの元谷外志雄CEOは2日、新刊書のPRイベントにおいて、「ホテルの客室から関連書籍を撤収しなければならないと思ったことは一度もない」と述べた。彼の発言をめぐる数々の報道では、彼が具体的にどの本のことを意味しているのか分らなかった。記者は4日、元谷CEOが言及していたのは、今年4月に出版された「【増補版】理論近現代史学」であることを突き止めた。環球時報が伝えた。

同書籍の冒頭には、3枚の写真が掲載されている。1枚目は「張作霖爆殺事件(皇姑村事件)」爆発現場の列車の画像、2枚目は、1932年の陥落前の南京で蒋介石の国府軍による漢奸狩り(親日派市民の虐殺)が行われていたことを示すポスターの画像、最後の1枚は高額の報酬で「慰安婦」を募集する広告だ。同書は、「これら3枚の写真から、張作霖は関東軍に爆撃を受けて殺されたのではないこと、南京大虐殺は蒋介石らが自らの罪を隠すためにでっち上げたこと、『慰安婦』は強制的に召集されたのではないことが明確に分かる」と主張している。

ジャパンタイムズの3日付報道によると、元谷CEOは新刊書において、いわゆる「南京大虐殺」は「ねつ造」であると公言、「中国軍が南京で略奪と殺戮を行った自分のことは棚に上げて」と非難し、「日本軍は、軍服を脱ぎ捨て、市民の衣服を盗み、弾薬や武器を携帯して難民キャンプに身を潜めていた普段着の兵士を探し出し、死刑に処したに過ぎない」と書いている。また、書籍を客室に置いたことでアパホテルが中国人の批判の対象となり、排斥された経緯も、同書に盛り込まれている。

「理論近現代史学」は、元谷CEOが「藤誠志」のペンネームで執筆した評論シリーズ書籍であり、シリーズ第2弾が昨年6月に、完結版が今年4月に出版された。同シリーズ本は、月刊誌「アップルタウン」にて発表され続け、約7万部発行されている。いわゆる「真実の日本史」が、同シリーズ本のメインテーマであり、元谷CEOが主張するポイントでもある。元谷CEOは、「日本は強大でなければならず、汚点があってはならない。よって、南京大虐殺と慰安婦を否定し、東シナ海や南シナ海の問題に強い関心を持ち、米国と協力して中国を押さえつけることができる」と強調している。

同書はその影響力を拡大するため、英語版も出版された。販売価格は800円。今のところ、同書は各アパホテルの全客室に置かれているという。(提供/人民網日本語版・編集KM)

APA酒店總裁推新書指南京大屠殺揑造 – 明報新聞網 (新聞發布)

APA酒店總裁推新書 指南京大屠殺揑造 – 20170606 – 中國 – 中國要聞 – 明報新聞網

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原标题:日本APA酒店摆右翼老板新书:南京大屠杀是捏造的 – 搜狐

视频:承认历史 村上新书遭APA老板嘲讽 来源:央视新闻

【环球时报驻日本特约记者 蓝雅歌】曾因在酒店客房内摆放否认历史的“右翼书籍”,日本连锁商务酒店APA集团引起中韩民众强烈不满,进而发起抵制该集团的行动。然而2日,该集团CEO元谷外志雄在他的新书出版活动中声称,他从没想过要撤掉摆在酒店客房内的有关书籍,更不会因为东京奥运会而这么做。在很多关于他这一说法的报道中,并未提及是哪本书。《环球时报》记者4日查询发现,元谷外志雄今年4月出版了《理论近现代史学》完结本。

记者看到,这本书开篇刊登3张照片,一张是“皇姑屯事件”爆炸现场的列车图片,一张是1932年南京被攻陷之前,蒋介石军队围剿汉奸的招贴画,另一张是高价招募“慰安妇”的广告。该书声称看了上述3张照片,就会明白张作霖不是被关东军炸死的,南京大屠杀是蒋介石等人为掩盖自身罪行编造的,“慰安妇”不是被强制征召的。

据《日本时报》3日报道,元谷外志雄在新书中声称“所谓的南京大屠杀故事”是“捏造的”,并倒打一耙指责中国军人在这里抢掠杀戮。“日本军队仅仅是找出并处死那些扔掉军服、偷了老百姓衣服并携带弹药武器藏在难民营中的便衣士兵。”《环球时报》记者看到,该书还将APA酒店因放书遭中国人批评和抵制一事写入其中。 来源环球时报)

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アパホテル、東京五輪時も「南京大虐殺」否定の書籍撤去しな… – Record … – Record China

2017年6月3日、央視新聞によると、日本のビジネスホテルチェーン大手のアパホテルが南京大虐殺を否定する書籍を客室に置いた問題で、同書籍の著者で同グループ代表の元谷外志雄氏は2日、20年の東京五輪開催時にも本を撤去しないと表明した。

元谷氏は著作の発表会に出席し、問題の書籍について「東京オリンピックだからといって撤去する意志はない。私のホテルに私の書籍を置いて何がおかしいのか」と答えた。

この問題をめぐっては中国、韓国の世論が強く反発していた。東京五輪期間中、都内のホテルは満室になると予想されるが、アパホテルの今回の対応を受け、中国や韓国からの予約は減るとみられる。(翻訳・編集/大宮)

アパホテル、東京五輪でも南京虐殺否定の書籍は撤去せず| ロイター – ロイター

[東京 2日 ロイター] – ビジネスホテル大手のアパグループが、客室内に南京大虐殺や従軍慰安婦問題を否定する書籍を置いていることに今年1月、中国から批判の声が上がり、宿泊拒否が相次ぐなどしていた問題で、著者である同グループの元谷外志雄代表は2日、東京オリンピック開催時にも本を撤去しない考えを示した。

この問題を巡っては、今年2月に札幌市で開催された冬季アジア大会で、韓国と中国が選手団の宿泊先を、アパホテルから別のホテルに変更していた。

ただ、その後も日本に住む中国人が東京で抗議のデモを行い、アパホテルの宿泊拒否を呼びかけるなど、波紋を呼んでいた。

元谷氏は著作の発表会で、東京五輪の際に本を客室から撤去するかと質問され「東京オリンピックだからといって、撤去する意思はない。私のホテルに私の書籍を置いて何がおかしいのか」と答えた。

発表した新著でも、南京大虐殺はなかったとし、韓国人慰安婦の強制連行もなかったと主張している。

(イレイン・リーズ 編集:田巻一彦)

<殺人>ホテルの浴室で女性刺され死亡 長野・御代田 – BIGLOBEニュース

国内


 2日午前1時45分ごろ、長野県御代田町のラブホテルの客室で、女性が血を流して倒れていると、女性の知人男性が110番した。女性は同県佐久市の病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。女性の胸付近などに複数の刺し傷があったといい、県警は殺人事件とみて調べている。

 県警佐久署などによると、女性は21歳とみられ、浴室内で倒れていた。防犯カメラの映像などから、通報した男性とは別の男性が女性と会っていた可能性が浮上。同署はこの男性を見つけ、任意で事情を聴いている。【安元久美子】


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