漢字検定(漢検)…申込・時間から結果確認まで

漢検の検定日と検定時間について

これまで漢検の概要を説明してきましたが、漢検の個人受検の日程と検定時間について、あらためて確認しておきましょう。

第1回検定日:6月 第3または第4日曜日

継続は力なり!

継続は力なり!

第2回検定日:10月 第4または第5日曜日
第3回検定日:2月 第1または第2日曜日

各回とも、受検日のおよそ1ヶ月前が申込締切日となります。

たとえば、ある年度の6月第3日曜日が6月21日(日)で、そこが試験日の場合、申込締切日(願書の協会必着日)は、5月21日となります。

年度によって異なりますので、漢検HPなどで締切日を確認し、申込みを忘れないように十分気を付けましょう。

(参考:漢検HP)
http://www.kanken.or.jp/kanken/

また、検定時間は次のとおりです。

2級          …… 10:00~11:00(60分)

準2級         …… 11:50~12:50(60分) 

8級、9級、10級      …… 11:50~12:30(40分)

1級、3級、5級、7級  …… 13:40~14:40(60分)

準1級、4級、6級   …… 15:30~16:30(60分)

検定時間が異なれば、1回の検定で4つの級まで受検できます。たとえば、10:00から2級、11:50から準2級、13:40から3級、15:30から準1級というように、それぞれ1日で受検することが可能です。ただし検定料はそれぞれ必要です。

上記の例だと、3,500円(2級)+2,500円(準2級)+2,500円(3級)+4,500円(準1級)で合計:13,000円となります。

受検結果について

さて、無事に漢検の試験が終わり、あとは結果を待つだけの状態。合格したかどうか、とにかく一刻も早く知りたいという方には、検定後、約30日後に発表される漢検のWeb合否結果サービスをお勧めします。
(参考:漢検HP)
http://www.kanken.or.jp/kanken/

漢検HPのトップページ右端に「個人受検合否結果サービス」という項目がありますので、ここをクリックして受験番号順など必要情報を入力して照会すると、合否結果(合格or不合格)が表示されます。ホッと一息か、それともため息か……まさに運命が決まる瞬間ですね。

そして検定日の約40日後、待ちに待った検定結果通知が届きます。この通知内容に得点、設問毎の点数と結果詳細、全受検者の平均点、結果コメントなどが記されています。また、合格された方には合格証書と合格証明書が併せて届きます。これを手に入れるためにずっと頑張ってきたかと思うと、感慨深いものがあります。満点で合格すると満点賞表彰状の届きますが、これはそう簡単に手に入るものではありませんね。ガイドはまだ1級で満点を取ったことはありませんが、いつかきっと満点賞を取ろうと日々漢字の勉強を続けています。

漢検に合格すれば、大概はそれで漢字の勉強は終わりになってしまいます。一度頭に入れた漢字も、使わずにいればどんどん忘れていきます。検定結果を踏まえ、さらに高得点を狙いリベンジするか、あるいはもっと上位の級にチャレンジするか、それは受検者次第ですが、せっかく身に付けた漢字の知識、ムダにせず様々な場面で活用してみてはいかがでしょう。

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漢字検定(漢検)に出題される四字熟語

漢検に出題される四字熟語

漢字検定に出題される四字熟語の問題は、熟語そのものと意味を正しく覚えていなければ解答できません。漢検の試験では5級から四字熟語の問題が出題されます。2級までは割と日常的に使われる四字熟語が多いですが、準1級や1級では全く聞いた事も無い四字熟語も出題されます。そのため四字熟語は、受検者にとってハードルが高い問題と言えるでしょう。

四字熟語を究めよ!

四字熟語を究めよ!

四字熟語の問題では、上二字または下二字(5級と4級、準2級は四字のうち一字)を書く設問が10問、当てはまる意味を選ぶ設問が5問出題されます。1問が2点で合計30点(5級~3級は20点)ですから、200満点中30点は大きいですね。前もってしっかり勉強して四字熟語を覚えておけば、点数をかなり稼ぐことができます。

ここで、漢字検定で実際に出題された問題例を上げてみます。5級から順番に解いてみましょう。

【5級】小学校6年生修了程度

問題:次のカタカナを漢字に直しなさい。

(1)実力発キ

(2)高ソウ住宅

【4級】中学校在学程度

問題:文中の四字熟語のカタカナを漢字に直しなさい。

(1)記者は単トウ直入に質問した。

(2)赤字が続いて経営は青息ト息だ。

【3級】中学校卒業程度

問題:文中の四字熟語のカタカナを漢字に直しなさい。

(1)胸のわだかまりがウンサン霧消した。

(2)郷土芸能の故事ライレキを調べる。

【準2級】高校在学程度

問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字1字で書きなさい。

(1)論(  )明快

(2)(  )敗堕落

語群;えい・ぎゅう・し・じん・ふ

【2級】高校卒業・大学・一般程度

問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。

(1)大言(  )

(2)(  )努力

語群;かんてつ・こんせつ・そうご・ふんれい・めんじゅう

【準1級】大学・一般程度

問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。

(1)(  )重来

(2)鼓腹(  )

語群;いっし・げきじょう・けんど・こうせつ・もうぼ

【1級】大学・一般程度

問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。

(1)(  )微笑

(2)扇枕(  )

語群;おうあ・おんきん・きび・ねんげ・がんぽ

標準解答は次ページへ。

めざせ漢検合格!確実に覚えておきたい熟字訓と当て字

漢検に出題される熟字訓と当て字

漢検の試験では、4級から1級までの各級で熟字訓と当て字が出題されます。
「熟字訓」とは、漢字1字づつを音・訓では読まずまとめて訓読みする熟語です。もともとは和語(日本語)であったものを、その意味を持つ漢字で書き表しています。

当て字を楽しもう!

当て字を楽しもう!

例.小豆(あずき)、明日(あす)、為替(かわせ)、従姉妹(いとこ)、黄昏(たそがれ)、海女(あま)

小という漢字は「あ」とは読みませんし、豆という漢字は「ずき」とは読みませんね。ただ、「あずき」という言葉は「小さい豆」の意味がありますから、その意味を成す漢字をそのまま用いています。

一方「当て字」とは、漢字の意味とは関係なく日本語に漢字の音・訓を当てた熟語です。また、外来語に音・訓または意味をもって漢字を当てた熟語も当て字となります。

例.矢鱈(やたら)、十露盤(そろばん)、亜米利加(アメリカ)、倶楽部(クラブ)、燐寸(マッチ)、麦酒(ビール)

十露盤の「十」は「そ」とは読みませんが、時計(とけい)や師走(しわす)のように本来の音訓では読めない語も当て字に含まれます。

熟字訓と当て字のどちらに当てはまるか、厳密に分ける必要はありません。漢検発行の辞典や市販の問題集でも、両方ごちゃまぜで載っています。

では、実際に漢検で出題される可能性のある熟字訓・当て字を挙げてみます。4級から準1級まで順番に読んでみましょう。

【4級】中学校在学程度

(1)土産 (2)大和 (3)時雨

【3級】中学校卒業程度

(1)乙女 (2)足袋 (3)雪崩

【準2級】高校在学程度

(1)硫黄 (2)相撲 (3)草履 (4)凸凹

【2級】高校卒業・大学・一般程度

(1)海女 (2)玄人 (3)祝詞 (4)寄席

【準1級】大学・一般程度

(1)竹篦 (2)胡蜂 (3)紙撚 (4)只管

はじめての漢字検定。さて何級から受ける?

漢字検定とは?

漢字検定(通称:漢検)は、財団法人 日本漢字能力検定協会が実施している検定試験で、年3回実施されます。個人と団体で検定日が異なりますが、個人受検の場合は2月、6月、10月に行われます。

漢検にチャレンジ!

漢検にチャレンジ!

受検資格はなく、子供でもお年寄りの方でも、誰でも受検することが出来ます。受検会場は全国各地の施設で行われますので、最寄りの会場で受検するとよいでしょう。

受検料は級によって異なります。詳しくは漢検のHPで確認してください。平成27年度からは検定料が改定されますので注意しましょう。

(漢検HP)
http://www.kanken.or.jp/kanken/

まずは漢検の級とレベルを知ろう!

漢検は10級から1級まで、12段階に分かれています。各級のレベルと合格基準、合格率、対象漢字数を以下にまとめます(合格率は平成26年度第2回のデータです)。

級   レベル   対象漢字数    合格基準   合格率   
1級  大学・一般程度  約6000字  200点満点80%程度  6.1%

準1級  大学・一般程度  約3000字  200点満点80%程度  18.5%

2級  高校卒業・大学・一般程度  2136字  200点満点80%程度  22.5%

準2級  高校在学程度  1940字  200点満点70%程度  37.2%

3級  中学校卒業程度  1607字  200点満点70%程度  46.2% 


4級
  中学校在学程度  1322字  200点満点70%程度  51.1%

5級  小学校6年生修了程度  1006字 200点満点70%程度  69.8%

6級  小学校5年生修了程度  825字  200点満点70%程度  76.3% 

7級  小学校4年生修了程度  640字  200点満点70%程度  83.6% 

8級  小学校3年生修了程度  440字  150点満点80%程度  79.9% 

9級  小学校2年生修了程度  240字  150点満点80%程度  87.7% 

10級  小学校1年生修了程度  80字  150点満点80%程度  93.8% 

どの級を受ける?

10級から5級までは小学校で習う学習漢字が対象で、それほど難しくはありません。4級と3級は中学校で習う漢字が対象で、このあたりから少しづつ難しく感じられます。

漢字は大体読めるけど、書くとなると少し自信がないという方はまずは4~3級から、漢字力にはまあまあ自信があるという方は準2~2級、テレビのクイズ番組の難読漢字もほとんど読めて漢字知識に強いという方は準1~1級をというように、それぞれチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

各級の実際の問題例にチャレンジ!

漢字検定(漢検)試験の直前対策について

漢字検定の試験直前対策について

プラス思考で試験に臨もう!

プラス思考で試験に臨もう!

いよいよ、漢字検定の試験日が近づいてきました! 受検申込みをされた方、準備はいかがでしょうか? 万全の体制とまではいかないまでも、やはり落ち着いて試験に臨みたいものですね。これまでの記事で漢字検定の基本情報について説明してきましたが、試験日まで残りわずかですので、直前の1週間~10日で出来る対策、心構えなどについてアドバイスしたいと思います。

受験票を手にして

前回の記事で書いたとおり、検定日の約1週間前に受検票が届きます。この受検票には次の内容が記載されています。

会場番号、受検番号、受検級、検定時間、氏名、生年月日、検定会場の地図と住所、最寄り駅や道順です。地図を見てよく分からなくても、受検当日は駅を降りたら会場へ向かう人たち、主に小中高の学生の群れが連なっているので、その群れについて行けば会場へたどり着けます(全く関係無い集団と間違わないように!)。

この受検票が手元に届くと、気持ちがぐっと引き締まるとともに、もうあと10日しかないのか……、という不安と焦りが綯い交ぜになって、落ち着かなくなることもあります。そんな時、直前対策としてどんな勉強をすればよいでしょうか。

勉強の方法や勉強にかける時間は人それぞれ違いますが、ガイドの経験上では、自分が最も信頼できる使い古した参考書や問題集(できれば過去問集)、あるいはノートをもう一度見返し、試験直前まで出来る限り漢字を書いてみることをオススメします。

これまでやってきた過去問題集・ノートを見直す

今まで何ヵ月もかけて勉強してきた方も、そうでない方でも、少なくとも1冊は参考にしている過去問題集や学習ノートがあると思います。それをもう一度初めから目を通し、時間が無ければ要点だけをピックアップしてみてはいかがでしょう。

直前に真新しい問題集に取り組んでも、全部やり切れないのが関の山です。しかもその内容から試験に出る確率など高が知れています。もちろん、市販の問題集にはたいてい頻出漢字がまとめてありますから、その部分だけ拾って勉強するというやり方もあります。ですが、やはり自分にとって馴染みのある資料を活用し、前にチェックした箇所をおさらいしたり赤字で書き込んだりするなどして、オリジナルの「漢検完全征服版」を作り上げたほうが、自信にも繋がりますし、達成感も得られます。これだけの事をやったんだ! と、やった気になったほうが、全然やらなかった……、というマイナスの心理状態で受検するよりよっぽど気が楽ではないでしょうか。

たとえその結果が不合格だったとしても、プラス思考で受検していれば、もういいやという諦めよりも、間違えてしまったところを克服し次の試験でリベンジするぞ! という意欲も湧いてくるのではないかと思うのです。そのモチベーションを維持してまたコツコツ勉強し、別の新しい問題集をベースに「完全征服版-第2集」を作る、そんな事を繰り返しているうちに自ずと漢字の勉強の習慣が付いてきて勉強そのものが苦にならなくなります。

漢字のど忘れは誰しもあります。ましてや本番は独特の緊張感の中での試験ですから、頭が真っ白になることもあるでしょう。ガイドもついこの前ですが、勉強中に常用漢字の「敵」の左側の字体がどうしても思い出せず、「南」と書いて間違えてしまいました。これが本番だったらショックですね。ど忘れするのは当たり前、でもど忘れはなるべく避けたい……。そのためにはやはり、単純なことではありますが、何度も何度も漢字を書き続けること、これが合格への一番の近道ではないかと考えます。

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