3月14日の海外株式・債券・為替・商品市場 – ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル、対ユーロで上昇-米当局が利上げペース加速示唆か

  14日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロなどで上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が15日に利上げペース加速を示唆するかどうかに注目が集まっている。

  金融市場はイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内4回の利上げに前向きだと示唆するかどうかに注目しており、そうした場合、市場参加者は一段の利上げを織り込もうとする可能性がある。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルはユーロに対して前日比0.5%高い1ユーロ=1.0604ドルとなっている。 対円では0.1%安の1ドル=114円75銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%高の1247.49。

  2月の米生産者物価指数は前月比で市場予想を上回る伸びとなった。前年比での上昇率は2012年3月以来の最大だった。

  ロンドンのトレーダーによると、ユーロは朝方、持ち高調整とアルゴリズムに基づくプログラム売りで下げた。
原題:Dollar Climbs as Traders Seek Fed Guidance on Interest-Rate Path(抜粋)

◎米国株:下落、原油安でエネルギー株に売り-FOMC待ち薄商い

  14日の米国株は下落。投資家は連邦公開市場委員会(FOMC)が15日発表する金融政策に注目している。サウジアラビアが原油生産を増やしたと石油輸出国機構(OPEC)に伝えたことを手掛かり下げ、株式市場ではエネルギーや資本財・サービス、素材銘柄が売られた。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%下げて2365.45。ダウ工業株30種平均は44.11 ドル(0.2%)安の20837.37ドル。

  RBCヨーロッパのグローバルマクロ戦略責任者、ピーター・シャフリク氏(ロンドン在勤)は「市場は待ちの姿勢だ」と述べ、「この日は特に目立った動きはない。誰もが米金融政策当局の動きに注目している。利上げ発表は確定的だ。本当に重要なのは記者会見の内容だ」と続けた。  

  S&P500種セクター別11指数のうち10指数が下落。一般消費財・サービス銘柄だけが0.1%未満上昇した。エネルギー株は1.1%下落。

  出来高は62億株と、2017年平均を約9%下回った。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は1ポイント上昇して12.3と、1日当たりではここ1カ月で最も大幅な上げとなった。

  四半期決算がほぼ終了しつつある中でブルームバーグのまとめたデータによると、S&P500種採用企業のうち利益が予想を上回ったは約4分の3、売上高が市場予想を上回ったのは約半数と見込まれている。

  今週は日本銀行やイングランド銀行、スイス国立銀行、インドネシア中央銀行が金融政策会合を行う予定。いずれも据え置きが見込まれている。
原題:U.S. Stocks Fall Before Fed Rate Decision; Europe Shares Decline(抜粋)
Dollar Gains, Stocks Slip Before Fed as Oil Slumps: Markets Wrap(抜粋)

◎米国債:上昇、原油安でインフレ期待が後退-PPIで一時失速も

  14日の米国債相場は上昇。2月の生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びとなったものの、原油相場が昨年11月以来の安値に下げたことでインフレ期待が後退した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.60%。5年債利回りは1bp下げて2.13%。30年債利回りは4bp低下して3.18%。

  ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。サウジアラビアが2月に原油生産を日量1000万バレル強に再び増やしたことが石油輸出国機構(OPEC)月報で示され、1バレル=48ドルを割り込んだ。

  米労働省が14日発表した生産者物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.1%上昇だった。2月は前年比では2.2%上昇。

  食品とエネルギーを除くPPIコア指数は前月比0.3%上昇。市場予想は0.2%上昇。前年比では1.5%伸びた。

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、アーロン・コーリ氏はリポートで、PPI発表後に米国債の上昇は一時失速したとした上で、15日発表の消費者物価指数(CPI)は「金利が強気、弱気のどちらの方向に動くかという点で、より明確な材料になるのは間違いない」と指摘した。

  15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定も発表される。市場では今週の会合での利上げ決定がほぼ確実視されている。今後の金利の方向性でより重要なのは声明の内容と、FOMCメンバーの金利予測の変化だ。
原題:Treasuries Advance as Oil Slide Curbs Inflation Expectations(抜粋) 

◎NY金:ほぼ変わらず、今週予想される利上げ後の2017年見通しに注目

  14日のニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。COMEXの金先物4月限は前日比0.1%未満下げて1オンス=1202.60ドルで終了した。投資家は米金融当局からの年内の政策引き締めペースに関するシグナルを待っている。

  今週はFOMCの他、日銀やイングランド銀行も政策会合を開く。

  「今週予定されている複数の中銀の会合を控え、金価格は比較的小動きだ」-ジョン・マイヤー氏らSPエンジェル・コーポレート・ファイナンスのアナリストがリポートで指摘。

  銀先物は下落、プラチナとパラジウム先物も値下がり。
原題:Gold Steady as Investors Weigh Outlook After Expected Rate Hike(抜粋)

◎NY原油:続落、48ドル割れ-サウジの減産緩和受け

  14日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。サウジアラビアが2月に原油生産を日量1000万バレル強に再び増やしたことが石油輸出国機構(OPEC)月報で示され、1バレル=48ドルを割り込んだ。

  ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は電話インタビューで、サウジアラビアが産油量引き上げ分を市場に放出しなかったと伝わったことから「サウジアラビアが生産枠割り当てに見切りを付けたのではないかとの懸念」が和らいだと指摘。「一方で、石油市場の材料の大半は弱気だ。在庫水準が高く、シェールオイル生産の活況が著しい状態が今も続いている」と話した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比68セント(1.4%)安い1バレル=47.72ドルと、昨年11月29日以来の安値で終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は43セント安い50.92ドルとなった。
原題:Oil Below $48 as Saudi Arabia Tells OPEC That Production Rose(抜粋)

◎欧州株:広範に売られる-FOMCとオランダ総選挙を控え

  14日の欧州株式相場は下落。この日から2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)と15日のオランダ総選挙の結果待ちで慎重な商いの中、広範に値下がりした。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.3%安の373.46で終了。業種別では19指数のうち15指数が下げた。英FTSE250指数は0.4%下落。前日は終値での過去最高値を記録していた。

  先物動向によれば、米金融当局による15日の利上げはほぼ確実視されている。今週は英国とスイス、日本銀行も政策決定会合を開く。

  フランスのCAC40指数は0.5%安と、ほぼ3週間ぶりの大きな下げとなった。仏大統領選挙の候補、フィヨン元首相が公金の不正支払い問題を巡り訴追され、同氏の進退が危ぶまれる状況となった。

  オランダのAEX指数は0.4%下落。前日は2007年以来の高値で引けていた。同国の総選挙に関する世論調査は異なる結果を予想。2つの調査でルッテ首相率いる自由民主党(VVD)がリードしているものの、もう1つの調査では反イスラム・反欧州連合(EU)を掲げる極右・自由党(PVC)と並んでいる。

原題:European Stocks Slip in Broad Decline Before Dutch Election, Fed(抜粋)

◎欧州債:中核国債が上昇、独10年債利回り0.5%超から反転-原油急落で

  14日の欧州債市場では中核国の国債が上昇。ドイツ10年債利回りは一時0.5%を超えたものの、原油価格の急落が支援材料となり押し目買いが入った。

  フランス国債は狭いレンジ内で推移し、10年債のドイツ国債に対する上乗せ利回り幅(スプレッド)は2bp拡大。15日にはオランダ総選挙が実施される。
原題:EGBs Underpinned by Crude Drop; End-of-Day EGB Curves, Spreads(抜粋)

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変わるNEC、社会課題の解決と企業の成長をデジタルで両立させる—特別対談前編 – nikkei BPnet

特別対談:NEC清水隆明氏 vs シンフォニー庭山一郎氏

2017/03/15 松本 敏明=ITproマーケティング

庭山一郎氏が基調講演に登壇する「BtoBセールス&マーケティングSummit 2017 Spring」を4月14日に東京・目黒で開催します。詳しくはこちら

 NECがインサイドセールス機能をマーケティングと営業の連携に活かす取り組みを2016年9月に全社プロジェクトに拡大し、ターゲットとなる企業(アカウント)を中心にマーケティング施策を展開する「ABM(Account Based Marketing)」を実践している。

 NECで約4年にわたりCMO(最高マーケティング責任者)を務めてきた清水隆明取締役執行役員常務と『究極のBtoBマーケティングABM(アカウントベースドマーケティング)』(小社刊)でABMの企業導入を提案したシンフォニーマーケティングの庭山一郎代表取締役の対談を前後2回に分けてお届けする。

 今回は、NECが構造改革を進める中で、デジタルマーケティングをどう活用していくかというところから話を聞いた。


清水 隆明(しみず・たかあき)氏
NEC 取締役執⾏役員常務 兼 CMO(チーフマーケティングオフィサー)
ビジネスイノベーション統括ユニット担当

1978年NEC入社。官公庁向けの営業に従事後、自治体向けの製品計画・販売促進を担当。2003年に警察機関向けのソリューション提供や技術開発を担う第⼆官庁ソリューション事業部⻑、2006年に官公庁向けソリューション事業を統括する官公ソリューション事業本部⻑、2010年に執⾏役員、2011年に執⾏役員常務およびITソリューション事業を統括するITサービスビジネスユニット⻑に就任。2013年に取締役執⾏役員常務兼CMO、2014年に新規事業開発および注⼒事業を統括するビジネスイノベーション統括ユニット⻑に就任、現在に⾄る。一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)代表理事、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)理事⻑なども務める。
(撮影:都築雅人)

[画像のクリックで拡大表示]

 NECがこれからの成長曲線を描く中で、ビジネスモデルの転換が求められていると思います。CMOとしてデジタルマーケティングをどう活用していきますか?

清水:私はCMOとなった4年前に「NECは変わる」と宣言しました。「社会価値創造型企業になろう」と言って社会ソリューション事業の拡大を目指したのです。社会課題の解決と自身の成長を両立させる典型的なCSV(共有価値創造)企業へとリブランディングしようとしました。

 並行してNECはスマートフォンなどのパーソナル事業を順次やめていきました。会社が変わるタイミングで、社内も社外もブランドを変える局面に直面したのです。

 一方で、お客様も急速に変わってきました。お客様が減り、いつでも財布を開けて待ってくれている時代ではなくなりました。

 お客様のマインドセットも変わりました。デジタル化が企業の成長のキーワードであり、背中を押すキーワードになっていると多くの経営者が気づいたのです。自分の会社はどうすべきか、デジタル化はどうやって推進するべきか、マーケティングをどう強化すべきかについて、多くのお客様が迷いを持つようになりました。

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通勤通学の売れ筋イヤホン 1位は左右独立の無線型|MONO … – 日本経済新聞

1位になったVAVA「VA-BH001」

 新生活シーズンということで、今回はe☆イヤホン秋葉原店に通勤通学向けに売れているイヤホンの売れ筋を取材した。

e☆イヤホン広報担当 松田信行氏

 同店広報の松田信行氏は「最近は、5000円以下でもかなり音質のいいイヤホンが増えています。さらに、ワイヤレスで2000円台のモデルもあって、ぜいたくに選べる好ましい状況ですよ」と話していた。

 季節性の高いテーマということで、ごく最近の売れ行きからランキングを解説してもらったが、3位以降は混戦気味ということでベスト8まで紹介しよう。ランキングは以下のようになる。

●通勤通学向けイヤホンの売れ筋ランキング
1位●VA-BH001、VAVA、9999円(税込み)
左右独立型のBluetoothイヤホン。連続音楽再生は約2時間、連続通話時間は3.5時間となる。IPX4の防汗仕様で、重量は2個合計で12.8g。e☆イヤホンの先行独占取り扱いモデル。
2位●TT-BH07、タオトロニクス、2699円(税込み)
フル充電で最大6時間再生可能なBluetoothイヤホン。Bluetooth 4.1+aptXに対応し、マイクも内蔵する。イヤーチップとフックが3タイプ付属。カラーはブラックとグリーンとなる。
3位●Co-Donguri雫、茶楽音人、4300円(税込み)
ドングリ型のデザインを採用した有線イヤホンで、上位の「Donguri-楽」のコンセプトを踏襲している。ハイレゾ対応をうたい、カラーバリエーションは限定色含めて5種類ある。
4位●SHE971x、フィリップス、2980円(税込み)
φ8.6mmのドライバーを採用したワイヤードタイプの入門機のロングセラー。カラーはブラックとレッド、ホワイト、ブルーの4種類をそろえる。ケーブルキーパーが付属する。
5位●CARBO BASSO、ZERO AUDIO、3920円(税込み)
CARBOシリーズのなかでも重低音を強化した作りのワイヤードモデル。φ8.5mmのドライバーを採用しており、カラーバリエーションはブラック1色となる。
6位●WHITE TENORE、ZERO AUDIO、4374円(税込み)
先行する「CARBO TENORE」のホワイトカラーモデル。ワイヤードのダイナミック型で、コードの絡まりを防止するマグネットクリップを新たに付属している。
7位●SE215m+ Special Edition、SHURE、1万2270円(税込み)
1万円台の定番モデル「SE215」と同じドライバー、「SE215 Special Edition」と同じチューニングを施したマイク内蔵モデル。ホワイト一色で、リケーブル対応モデルとなる。
8位●碧(SORA)、アンティーム、4830円(税込み)
独自開発のセラミック製「VCツイーター」とφ10mmダイナミックウーハーを組み合わせたハイブリッドなカナル型モデル。ハイレゾ対応のワイヤードタイプとなる。カラーは1色。

 ワイヤレスで3000円を切る「TT-BH07」や、5000円以下で定番の「Co-Donguri雫」に「SHE971x」などを抑え、左右独立型のトゥルーワイヤレス型イヤホン「VA-BH001」がトップに入るという意外な構成となっていた。松田氏は「イヤホンジャックを廃止したiPhone 7/7 Plusが2016年9月に登場して以来、ワイヤレスとともにトゥルーワイヤレスの需要も高まっているのも重なっていると思います」という。

[注]掲載している価格は2017年2月23日15:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

カンダエイトビル4階にあるe☆イヤホン秋葉原店。売れ筋のイヤホンは入り口を入ったすぐの場所に並べられている

■左右独立型で1万円切りの「VA-BH001」、ワイヤレスで3000円切りの「TT-BH07」

松田氏が教える通勤通学向けイヤホン選び 基本の三箇条
・5000円の予算があれば、人気のワイヤレスタイプも選択肢に含まれる
・予算を1万円まで増やすと、左右独立型のトゥルーワイヤレスも手が出せる
・個人差や製品差があるので、音漏れチェックは友達や店員に頼むのがベター

 トップとなったのは、VAVAの左右独立型Bluetoothイヤホン「VA-BH001」。2017年2月に同店で先行取り扱いが始まったばかりの製品で、税込み1万円以下で左右独立型が買える割安感と、発売直後の勢いがランクを押し上げたようだ。

 1万円を切る価格ながら、音質の評価も高いという。「あまり味付けのないピュアな音を出してくれるので、飽きがこないですね。外観もコンパクトでシック。左右独立型を試してみたいという人に注目されています」

 左右独立型は、通勤通学時の満員電車にもまれて紛失しやすいというデメリットがあるが、そこもVA-BH001の売れ行きにプラスに働いているところがあるらしい。「注目の左右独立型が欲しいけれど紛失が怖い。だからなるべく安いものを……というニーズが1万円切りの割安感に響いているのだと感じます」

 続く2位は、タオトロニクスの「TT-BH07」。Bluetooth 4.1+aptXに対応するワイヤレスタイプながら税込み2699円という割安さが受けて、昨年末から安定して売れているという。

 「イヤホンはワイヤレス型の人気がすごく盛り上がっています。そのなかでも、入門機クラスの価格帯まで下りてきて購入層を一気に広げているのがTT-BH07です。税込み2299円のさらに安い下位モデル(TT-BH06)もありますが、ハウジングのコンパクトさと全体の外観の良さから、圧倒的にコチラが売れています」

タオトロニクス「TT-BH07」

■3位~6位は、5000円アンダーの売れ筋が拮抗している

 3位から6位には、5000円以下の価格帯のワイヤードタイプが僅差でひしめいている。「入門クラスの定番がほとんど横並びになっています。ひと昔前みたいに『この価格帯で音質重視ならコレ』みたいな感じではなく、それぞれが個性のあるいい音を聴かせてくれるので、『バランス重視ならコレかコレ』『重低音ならコレ』というように、好みでそれぞれの製品が積極的に選ばれていく印象があります」という。

店頭の人気コーナーには、3位から6位までのモデルが並ぶ

 3位の茶楽音人「Co-Donguri雫」は、デザインとカラーバリエーションが好評で男女ともに人気のあるモデルで、「全体の解像感の高さもガツンとくる低音も欲しいという人に人気ですね。特に、ポップス系にお薦めです」という。

茶楽音人「Co-Donguri雫」

 4位のフィリッス「SHE971x」は、入門機の定番として数年スパンで売れ続けているモデル。「バランスが取れた飽きのこない音を求める方に売れています」。

フィリップス「SHE971x」

 5位のZERO AUDIO「CARBO BASSO」はキャラクターが分かりやすく、重低音を効かせたい人に売れている。「重低音に特徴がありますけど、ほかの音域もしっかり耳に届くので、聞き比べたうえで選ばれていきます」

ZERO AUDIO「CARBO BASSO」

 6位のZERO AUDIO「WHITE TENORE」は、CARBO BASSOに対するバランスモデルといえる「CARBO TENORE」のホワイトカラーモデルで、バランス重視の女性に好評だ。「ホワイトモデルの訴求力は相当強いものがあります。聞き比べて迷っていても、最終的にカラーで選ばれるということもよくありますから」

ZERO AUDIO「WHITE TENORE」

■ワンランク上の通勤通学環境を整えたい人向けの「SE215m+」と「碧(SORA)」

 3~6位集団のすぐ後ろに付けているのが、7位のShure「SE215m+ Special Edition」だ。ロングセラーの「SE215」と同じドライバーを搭載し、チューニングはこれも定番の「SE215 Special Edition」と同じにしたモデルで、マイクを内蔵しているのがポイントだ。「スマホにつないでハンズフリー通話したいという人は増えていますからね。いい音でなおかつマイク内蔵で、リケーブルもできるというところがポイントです」

Shure「SE215m+ Special Edition」

 そのうえで、ホワイト系のカラーリングから、女性の指名買いやプレゼント需要も高いそうだ。

 そのSE215m+のライバル的な売れ方をしているのが、8位に入ったアンティームの「碧(SORA)」だという。税込み4830円の価格帯的には3位集団が比較対象になりそうだが、「独自開発のツイーターとダイナミックウーハーの音がものすごく評判で、価格というより音質で注目されているところがありますね。日本製というところも人気を後押ししていると思います。とにかく音に透明感があるので、ぜひ店頭で試聴してみてほしいですね」

アンティーム「碧(SORA)」

■はみ出し情報…ワイヤレスヘッドホンの注目株は「Bose SoundLinkAE II」

 通勤通学用となるとコンパクトなイヤホンが中心となるが、ヘッドホンを求める人も少なからずいるという。とくに最近盛り上がっているのはワイヤレスヘッドホンだとか。「ここ最近のワイヤレスイヤホンの勢いも影響して、ワイヤレスヘッドホンも売れ行きが伸びています。仕事中も取り回しが楽ということで選ばれる方も多いですよ」

 なかでもビジネスパーソンによく指名買いされているのが、ボーズの「Bose SoundLink around-ear headphones II」(SoundLinkAE II)だという。取材時の税込み価格は3万2400円。「シックなデザインでスーツによく合いますし、ノイズキャンセリング機能が付いているので、周囲の雑音をシャットダウンして仕事に集中したいときにも使っているという人はよく聞きますね」とのことだ。

ボーズ「Bose SoundLink around-ear headphones II」

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p class=”cmn-quote1″>古田雄介(ふるた・ゆうすけ)
 1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。

[日経トレンディネット 2017年2月28日付の記事を再構成]

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独立してわかった「会社への甘え」 – 日本経済新聞

ジェーン・スーさん

 エッセイストとして雑誌やラジオなどで活躍しているジェーン・スーさん。ソニー・ミュージックエンタテインメントを皮切りに、プロモーション担当者として順風満帆なキャリアを重ねていましたが突如、異業種へ転職。さらに独立して今日に至ります。会社員時代を振り返ると「経営者に甘えていた」と話すジェーンさんに、キャリアに悩む女性たちへのアドバイスを聞きました。

■出世、転職、やりたいこと追求 どれ選ぶ

 ――これまでのキャリアを教えてください。

 「新卒でソニー・ミュージックに入社し28歳ぐらいのときに別のレコード会社に転職しました。31歳か32歳のときにメガネ製造販売のベンチャー企業に入社。異業種への転職も含めて3社経験しましたね。ソニーではプロモーションを担当していました。音源をラジオでかけたり、アーティストに雑誌のインタビューに出てもらったり。次のレコード会社では、特定のアーティストの宣伝の統括をやっていました。今までやった仕事の集大成のような形です」

 ――音楽プロモーションの仕事は、憧れの仕事の1つだと思います。なぜ異業種への転職を決めたのですか。

 「1つは、音楽業界で培ったスキルが他の場所で通用するのか試したかった。2つ目は、風上から風下までが見える仕事を経験してみたかったのです。その前の2社は、大きな組織だったので自分の部署のことしかわからない。本当はいろんな人たちが関わっているのに、まったくその部分が見えなかったですね」

 ――その後、独立されています。なぜ、独立を決めたのですか。

 「35歳で眼鏡の会社をやめて、ここで会社員としてのキャリアを終えました。実家が自営業をやっていたので家の手伝いをしていたのですが、ソニー・ミュージックの同僚だった玉井から、アーティストのプロデュース会社を立ち上げたので手伝ってくれ、といわれてアルバイト感覚で手伝い始めて。そのころからエッセーの仕事も入るようになりました」

 ――キャリアを描く上で最も大切なものはなんでしょうか。

 「まず、今の会社で出世したいのか、転職してキャリアアップをしたいのか、やりたいことをしていくのか、でずいぶん変わります。転職して仕事のランクを上げていきたいのであれば、ある程度のスペシャリストになったほうがいい。同じ会社のなかであれば、社内の政治にも敏感である必要があります。私は会社のなかで位をあげていくことにまったく興味がありませんでした。やりたいことをやるほうに興味があった。だから今、スペシャリストとしてやれるものは1個もない。ジェネラリストとまではいかないけれど、あっちこっち手を出しています。どうなりたいか、でしょうね」

■キャリアは常に「アップ」じゃなくても

 「キャリアって単語には必ず後ろに『アップ』がつきますよね。でも、永遠にあげ続けていたら最後爆発しちゃう。自分の一番居心地のいい働き方を探すのが一番です。アップではなく、横道にそれてキャリア『サーチ』とか、キャリア『チェンジ』とか、みんなそっちを意識したほうがいい」

 「年収が下がるのも時には気にしない。私は、ベンチャーに転職してたとき、経験者ではなかったこともあって100万円単位で給料が下がりました。でもすごく仕事が面白かった。だから、とにかくたくさん稼げればいいと思っているわけではない、とわかりました。2つ目のレコード会社も、仕事はやりがいがあったけれど、自由な時間がほぼありませんでした。夜11時まで会社に残り、ロンドンと連絡をとっていたらニューヨークが起きてくる。そうするうちに東京が朝になって、あわてて着替えるため家に帰って、トラブル対応ですぐ会社に戻るような生活です。転職したら、遊ぶ時間ができたので、お金がなくなっちゃった」

■お金で買えるものと買えないものを分けて

ジェーン・スーさんの新刊「今夜もカネで解決だ」(朝日新聞出版)は3月22日に発売予定

 ――スーさんは、会社員だったとき、社外の人脈作りなどに積極的でしたか

 「ないですね。私の場合は、大学時代のサークルが大きな財産です。2つ目の会社に誘ってくれたのも、ラジオ(TBSラジオ『生活は踊る』)に出ているのですが、これもサークルの縁です。縁はあるけれど人脈といえるかどうか」

 ――昔から、将来的に自分のキャリアにメリットがある、と異業種交流会などにいく人もいます。

 「異業種交流や名刺交換会って、結局は『何かがほしい』というコンプレックスをビジネスにしているものだから、元締めがもうかっているだけであまり意味はないと思います。行ったこともありますが、開催している人がもうかるか、主催者の人脈が広がっただけだと思いました。自分の精神的なコンプレックスを金で解決しないほうがいいと思います」

 ――逆にお金で解決できるものはなんですか。

 「体の疲れ、つまり癒やし。あとは時間ですね。移動ならタクシーを使うとか、職場から近いところに住むとか、そういうものはお金が解決するものですよね。私は、不便なものに都合をつけるのがお金だと考えています。たいていのことはお金で解決できる。ただ、自分の幹を育てるようなもの、これを払えば人生が変わる、みたいなものは信じない方がいい」

■独立は、仕事が死ぬほど好きな人でないと無理

 ――最近、独立する人も含めて自由な働き方をする人が増えています。独立のリスクはありますか。

 「私は結婚もしていないし、子どももいないので、最後は私一人がどうにかなればいい。気楽だと思います。とはいえ、会社の看板がなくなるので、家を借りるとき少し難しくなったり、ローンを組むのも難しくなったりする。会社の看板に守られていると、何者でもない人でも何者かになれるので、社会の信用を得られる、という意味で大きいです。もちろん、食べていけるのかな、継続的に仕事があるのかな、という不安は常にありました」

 ――独立に向いている人、向いていない人ってありますか。

 「独立は、仕事が死ぬほど好きな人じゃないと勧めません。ちゃんと働いても働かなくても給与が入るのが会社員です。長いスパンで見れば収入の開きはありますが、基本的には今月さぼっても給料が出る。でも独立したらよほどの既得権益がないかぎり、一生懸命働かないとお金はもらえない。プライベートと仕事の区別もできなくなるし」

 ――独立、他につらいことはありますか。

 「誰にも叱ってもらえない、ということですね。これまで、どれだけ経営者に甘えていたかよくわかると思いますよ。会社員は楽です。楽しいかどうかは人それぞれだと思いますが。独立したいと思う人のなかには、『自分たちの意見が通らない』『会社に勤めていて楽しくない』という人もいるかもしれません。しかし、真剣に自分の雇い主の立場になってものを見てみると、どういう自分だったら重宝されるか見えてくると思います。売り上げをあげることが会社の使命で、一番経費がかさむのが人件費です。その人件費分働けているのか、と私が26歳か、27歳の自分にそういいたい(笑)。ただ、会社のなかにいると気付けない視点でしたね」

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p class=”cmn-quote1″>ジェーン・スー
 1973年東京生まれ、東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティー、コラムニスト。音楽クリエイター集団「agehasprings」での作詞家としての活動に加え、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」でパーソナリティーを務める。3月21日に『今夜もカネで解決だ』(朝日新聞出版)が発売予定。

(松本千恵)

◆ジェーン・スーさんが登壇する「日経・オトナ女子の会」が3月22日(水)、東京・六本木で開催予定です。是非ご参加下さい。

「キャリアコラム」は随時掲載です。

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NTT、契約社員に正社員と同額手当 食事補助を衣替え – 朝日新聞

 NTTグループ(社員数約24万1千人)は、NTT東日本、西日本、ドコモなどグループ主要各社の正社員に支給している食事補助を廃止し、代わりにフルタイムで働く契約社員(約4万人)を対象に加えた手当を新設することを決めた。すでに労使で合意し、4月から支給を始める。

 社員食堂などで使える月額3500円相当の電子マネーや食券を、食事補助として正社員に支給してきたが、これを廃止。仕事と生活の両面から支援する「サポート手当」に衣替えしてフルタイムの契約社員を対象に加え、正社員・契約社員に同額の月額3500円を支給するよう改める。

 昨年12月に会社側からNTT労働組合に提案があり、労使で協議していた。組合側はパート社員も含めたすべての契約社員(約5万人)に月額3500円を支給するよう求めていたが、会社側は「まずはフルタイムの待遇改善を優先させる」として、パートは支給対象外とした。組合側は、今後もパートへの支給を求めていく方針だ。

 正社員と非正社員の待遇格差を是正する「同一労働同一賃金」の実現に向け、政府は昨年末にまとめたガイドライン(指針)案に、有期雇用やパートで働く非正社員にも正社員と同一の食事手当を支給しなければいけないと明記した。早ければ年内にも関連法の改正案を提出し、改正法の施行と同時に指針の運用を始める方針だ。NTTグループの動きは、それを先取りする事例として注目されていた。(贄川俊)

育児や介護、再雇用でGO 鉄道業界で制度広がる – 朝日新聞


 育児や介護を理由に退職した社員の再雇用制度が、鉄道業界に広まりつつある。主なターゲットは女性退職者だ。女性の鉄道員が珍しくなくなり、長く働き続けてもらうことが会社にとってもメリットになってきた。人手不足の解消という差し迫った事情を抱える会社もある。

 JR東海は4月、育児や介護、海外赴任する配偶者への帯同のために退職した元社員の再雇用制度を始める。現役の間に登録しておけば、退職後6年以内なら試験を経て再び正社員になれる。性別は問わないが、会社が想定しているのは女性の再雇用だ。

 同社の正社員約1万8千人のうち女性は約2千人。全体の離職率(2013~15年度の平均)は1・2%だが、女性に限ると4・6%と割合が高くなる。ある幹部は「辞める女性の多くが優秀で、退職は会社にとって打撃。運転士は育成に1年以上かかるなど、コスト面でも痛い」と話す。

 かつては男ばかりだった鉄道員。しかし、1999年の労働基準法改正で女性の深夜労働が解禁されると、駅員や車掌、運転士といった泊まり勤務のある職種にも女性が登用された。JR東海では03年に、名古屋鉄道でも09年には女性運転士が誕生。女性の鉄道員は珍しくなくなった。

 そんな鉄道業界の変化を背景に、再雇用制度は私鉄にも広がる。

 東急電鉄は08年、JR東海と同様の制度を作った。東急労組幹部は「今世紀に入って鉄道現場で働く女性が増え、制度への需要が高まった」と話す。東急によると、現在は育児を理由に退職した22人が制度に登録。非現業部門を含めて今までに3人が会社に戻ったという。

 名鉄も10年、「子育てしなが…

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